副作用でめまいに対処する方法3つや薬について紹介!ワクチン副作用めまいはいつまで?


「副作用でめまいが起こる可能性があります」って薬は使いたくないわ…。

そうですね。ですがどうしてもその薬を使わないといけない場合もあります。
この記事では、副作用でめまいが起きたときの対処の方法3つについて、詳しく解説していきますよ。その他にも、以下の内容についても紹介していきます。
- 副作用でめまいが起こる可能性がある薬は?
- コロナのワクチン副作用めまいはいつまで続くのか?
前もってめまいの副作用の対処を知っておくと「いざというときは対処法を知っているから大丈夫」と、安心して生活ができます。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
副作用でめまいがする対処の方法を3つ紹介

副作用でめまいがするときの対処の方法が知りたいわ。

副作用でめまいがするときの対処の方法は以下の3つがありますよ。
- 無理に動かない
- 体への刺激をできるだけ少なくする
- めまいが起こったときの状況をメモしておく
1.無理に動かない
副作用でめまいが起こったときは、無理をして動かないようにしましょう。立っている場合はその場にしゃがみ込みましょう。
しゃがむことで「バランスを崩して転倒する」「転倒の際に頭や体をぶつけてケガをする」などを防ぐことができますよ。
もしも、階段やエスカレーターでめまいに襲われたら、すぐに手すりにつかまり転倒を予防しましょう。
少し落ち着いたら、座れる場所に移動したり、自分の楽な体勢になれる医務室に移動したりしてくださいね。
2.体への刺激をできるだけ少なくする
副作用でめまいが起こったときは、下記のように体への刺激をできるだけ少なくしてください。
- 音楽を聞いている⇒音楽を止める
- 明るい場所にいる⇒明かりを消したり日陰に移動したりする
- ベルトやネクタイをしている⇒緩める
- 人の多い場所にいる⇒人の少ない場所に移動する
- 暑い場所にいる⇒涼しい場所や日陰に移動する
- 車の運転をしている⇒車のハザードランプを付けて道路の隅に寄せて止まる
動けないくらいめまいが辛いときはまずしゃがみ込み、少し落ち着いた時点で上記のできる内容から対応してみてくださいね。
3.めまいが起こったときの状況をメモしておく
副作用で辛いめまいが起きたときは、その状況を詳しくメモしておくことをおすすめします。メモしておく内容は以下の通りです。
- 薬の種類
- 使用した日時
- どのような副作用が出たか?
- 副作用はいつからいつまで続いたのか?

どこにメモしておけばいいかしら?

スケジュール帳やお薬手帳などに書いておくといいですよ。
スケジュール帳にメモしておけば副作用の出るパターンが少しずつ分かってきます。
ですので「この時間はめまいが起こりやすいから少しゆっくりできるようにしておこう」など、あらかじめ予定が立てられます。これだけでも、かなり不安が和らぎますよ。
お薬手帳には下の写真のように副作用歴を書く欄があります。

副作用のパターンが分かってきたら、ここにもメモしておきましょう。
お医者さんや薬剤師さんに副作用について相談するときに活用できますよ。
薬の副作用で生活に支障が出るくらいめまいがひどい場合は、かかりつけのお医者さんに相談してみるといいでしょう。
「そんなにひどいめまいじゃないし相談するほどでもないかな…。」と相談を悩んでいる場合は以下のような薬の相談窓口があります。
一人で抱え込まずに、気軽に相談してみてくださいね。
- 全国の薬相談窓口 URL:https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/0001.html
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 くすり相談窓口 TEL:03-3506-9457
副作用でめまいの可能性がある薬はピルやリュープリンなどがある

副作用でめまいの症状が出る薬ってどんなものがあるの?

副作用でめまいの症状が出る薬は以下のようなものがありますよ。
- ピル
- リュープリン
- プレガバリン
- トランサミン
●ピル
ピルを飲み始めると、ホルモンの分泌バランスが変化します。これにより、めまいの副作用が現れる可能性があります。
低用量ピルの副作用は、3か月ほど飲み続けることで落ち着くとされていますよ。
もしも「めまい」に加え「急に意識がなくなることがある」「急な息切れをすることがある」「刺すような胸の痛みを感じることがある」などの症状が出た場合は、すぐにお医者さんに相談してください。
ピルには血を固めやすくする働きがあります。つまり、血栓ができやすくなるということ。上記のような症状は、血栓により血管が詰まり始めている可能性があります。
●リュープリン
リュープリンは女性ホルモンを抑える薬です。「女性ホルモンを抑える」=「体が更年期の状態に近くなる」ことです。
ですので更年期の「発汗」「めまい」「イライラ」などの症状が出る可能性があります。
●プレガバリン
プレガバリンは神経系の過剰な興奮を抑える薬です。
興奮を抑えた結果「めまい」や「眠気」などの神経系の副作用が出る可能性がありますよ。
飲み続けると副作用が軽くなる傾向にあります。
●トランサミン
トランサミン(トラネキサム酸)は、炎症や血を溶かす働きをする「プラスミン」の作用を抑える薬です。市販の風邪薬にも含まれていますよ。
Care Netの医療用医薬品情報によると、トランサミンの副作用として「めまい」の表記はありませんでした。
しかし、トランサミンには「血を溶かす作用を抑える」=「血栓ができやすくなる」という使用上の注意があります。
ですので、ピルと同様に「めまい」に加えて「急に意識がなくなる」「刺すような胸の痛みがある」などの症状が出た場合は、速やかにお医者さんに相談してくださいね。
※上記で紹介しためまいの副作用が起こる可能性がある薬は、お医者さんや薬剤師さんの指示に従って使用すれば、大きな問題はないと思われます。
もしも、生活に支障が出るくらいめまいの副作用が出た場合は、薬の使用を一時中止して、かかりつけのお医者さんに相談してください。
ワクチン副作用めまいはいつまで続く?

ワクチン副作用めまいっていつまで続くの?
特にコロナのワクチンは副作用が出やすいって言われているから気になるわ。

ワクチン副作用めまい(コロナワクチン)は接種4日目には症状がほぼなくなっているとのことです。
国立国際医療研究センターでは、職員にコロナワクチン接種後に健康観察を行い、その結果をホームページで報告しています。
その報告によると『「ワクチン副作用めまい」については1回目、2回目ともに接種4日目で症状はほぼなくなっていた』とのこと。
その他の副作用も接種4日目にはほぼ落ち着いていたとのことですよ。
下の表は、コロナワクチン接種後、副作用の症状が出た人の割合や症状がいつまで続いたのかを調査した結果です。合わせて参考にしてくださいね。
引用:国立国際医療研究センターHP URL:https://www.ncgm.go.jp/news/2021/pdf/20210512.pdf
上の表によると、コロナのワクチンを接種して「めまい」の症状が出た人の割合は以下の通りです。
- 1回目接種:18人/1484人(1.2%)
- 2回目接種:64人/1331人(4.8%)
※打ったワクチンはファイザー社のものです
「痛み」や「倦怠感」「頭痛」に比べるとかなり低い割合です。ですのでコロナワクチンの「めまい」の副作用については、そんなに心配しなくても大丈夫そうですね。

いつまで副作用が続くのか不安だったの。接種4日目にはほぼ落ち着くのね。先に知っておくと安心だわ。
まとめ
- 副作用でめまいが起こったときは「無理に動かない」「状況をメモしておく」など3つの対処の方法がある
- 副作用でめまいが出て症状の詳細をメモする場合はスケジュール帳やお薬手帳など書くといい
- 副作用でめまいが起こる可能性がある薬としてピルやリュープリン、プレガバリンなどが挙げられる
- コロナのワクチン副作用めまいは接種4日目でほぼおさまる

めまいの対処の方法を前もって知っておくことでかなり不安が和らぐわ。

そうですね。「事前に対処を知っておく」ことが安心して生活する第一歩ですね。
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