にんにくの収穫が早すぎの状態や収穫遅れの状態を解説!もう失敗しない!収穫目安も解説していきます
にんにくは収穫は収穫が早すぎると粒が小さいです。また、腐りやすい状態にもなっていますよ。
逆に、皮が裂ける状態になっているにんにくは、収穫遅れの状態です。
この記事ではにんにくの「収穫が早すぎた状態」「収穫遅れの状態」を、詳しく解説していきます。
合わせて、にんにくの収穫の目安3つや、収穫時期の目安についても解説していきますよ。
この記事を読んでおくと、もう失敗しない!にんにく収穫の達人になれますよ。
「にんにくはどのタイミングで収穫すればいいの?」と、悩んでいるあなたは、ぜひ読み進めてみてくださいね。
にんにくの収穫が早すぎた状態を解説!
にんにくの収穫が早すぎた状態が知りたいわ。
にんにくの収穫が早すぎるのは、以下のような状態ですよ。
● 粒が小さい
にんにくは、収穫が早すぎると、粒が小さいです。
これは、収穫が早すぎたために、球根部分が十分に肥大できなかったためです。
「引き抜こうとしても簡単に抜けない状態」「葉がまだ青々としている状態」の時は、まだ、収穫には早すぎる状態です。
ですので、このような時は、収穫時期をもう少し遅らせてくださいね。
● 腐りやすい
にんにくは、収穫が早すぎると、水分量が多く腐りやすい状態です。
また、収穫が早すぎたにんにくは柔らかくてキズが入りやすいです。
上記のような理由から、収穫が早すぎたにんにくは、収穫適期に収穫したものよりも、長期保存がしにくくなりますよ。
にんにくの収穫遅れの状態を解説!
にんにくの収穫遅れの状態が知りたいわ。
にんにくの収穫遅れのサインは「皮が裂ける」です。
にんにくは収穫が遅れると、実を覆っている皮が裂けてしまいます。
収穫した際に、にんにくの実を覆っている皮が裂けている場合は、収穫遅れの状態になってしまったと、判断しましょう。
皮が裂けて収穫遅れになってしまったにんにくは、裂けた部分から、病気や水分が入り込み、腐りやすい状態になります。
最悪な場合は、収穫した際に、すでに腐っており異臭を放っていることもありますよ。
また、収穫遅れのにんにくは、収穫した時は問題がないように見えても、腐りやすい状態になっています。
ですので、収穫後、乾燥させている段階で腐る可能性も高いですよ。
収穫遅れになってしまったにんにくは、乾燥させたとしても、できるだけ早く食べることをおすすめします。
にんにくの収穫目安を3つ解説!
にんにくの収穫目安が知りたいわ。
にんにくの収穫目安は、以下の3つ条件がそろった頃です。
- 花芽を摘む頃
- 葉の枯れ具合
- お尻のへこみ具合
●花芽を摘む頃
一般的に、にんにくは花芽を摘んでから7~10日後に収穫ができる時期と言われています。
ですので、花芽を摘み始めたらぼちぼち収穫の準備を始めましょう。
※品種によっては花芽を摘んでから収穫までもう少し長くかかるものもあります。
●葉の枯れ具合
にんにくは葉が7〜8割枯れてきた頃が収穫の目安です。5割ほど枯れてきたら1株を試し掘りしてお尻のへこみ具合を見ましょう。
●お尻のへこみ具合
試し掘りをした株のお尻が、水平か少し凹んでいれば「収穫していいですよぉ」という目安です。
お尻が丸い場合は、まだ収穫には早いです。埋め戻して数日後にもう一度試し掘りを行いましょう。下の図も参考にしてくださいね。
収穫適期を過ぎてしまうとにんにくが割れてしまいます。割れた隙間から細菌や水分が侵入して腐る原因になりますので注意してくださいね。
また、収穫は晴れが数日続いて、畑の土がある程度乾いた日を選ぶのがおすすめです。
このような日を選ぶことで、にんにくがある程度乾いた状態で収穫できますので、その後の保存が長くできますよ。
にんにくの収穫時期の目安
にんにくの収穫時期の目安が知りたいわ。
にんにくの収穫時期は以下の通りです。北海道・東北と関東・九州で少し異なりますよ。
各地域の収穫時期は以下のようになります。あなたのお住いの地域のにんにくの収穫時期はいつ頃かチェックしてみてくださいね。
- 北海道 7月頃
- 東北(青森) 6月下旬
- 関東・九州 5月中旬~6月
※品種によっても収穫時期が多少異なります。
収穫時期は関東・九州の方が早いですが、植え付けの時期は北海道や東北の方が早いです。
北海道や東北のにんにくはゆっくりと大きくなるので実がギュッと締(し)まっていて甘みがありますよ。
収穫量はなんと青森が全体の67%もの割合を占めて1位です。このことからもにんにくは寒い地域での栽培が適している作物であることが分かりますね。
ニンニク栽培の失敗例を5つ紹介!
ニンニク栽培の失敗例って何?
ニンニク栽培の失敗例は5つあります。
ここからは、ニンニク栽培における失敗例5つを詳しく解説していきます。
ニンニクは比較的育てやすい野菜ではありますが、栽培時には以下のような注意が必要ですよ。
● 土作りに失敗した
ニンニクは、保水と排水のバランスが取れた土を好みます。
乾燥しやすい土、常にベトベトの粘土状の土など、保水と排水のバランスが取れていない土で栽培すると、失敗します。
特に、排水性が悪く、いつもベトベト湿っている状態の土で育てていると、にんにくが腐ってしまう可能性が高いですよ。
保水と排水のバランスの取れた土にするには、堆肥や腐葉土を、混ぜ込んであげましょう。
そうすることで、ほどほどに水を含みつつ、水はけの良い土に改良できます。
● 質の悪い種ニンニクを植えてしまった
ニンニクの栽培は、質の悪い種ニンニクを植えてしまうと、病気になったり、生育がいまいちだったりと、失敗のリスクがグッと上がってしまいます。
ですので、明らかに状態の悪いものや、斑点が出ているものなどは、無理をして植えないようにしてください。
● 植え付け時期が遅かった
ニンニクの植え付けの時期は、一般的に10月〜11月です。
植え付けの時期が遅れると、株やニンニクが大きくなれず、小さい粒ばかりになってしまいますよ。
ですので、事前に植えるニンニクの品種の植え付け時期を、しっかりと確認するようにしてくださいね。
● 肥料をやりすぎた
ニンニクは肥料をやりすぎると「葉が枯れる」「粒が不揃いになる」「皮が裂ける」などの失敗に繋がります。
ですので、肥料は、決まった時期に、必要な量だけ与えるようにしてくださいね。
● 病気や害虫の被害にあってしまった
ニンニクは比較的簡単に栽培できる野菜です。それでも病気や害虫の被害にあうリスクはあります。
葉に黄ばみや斑点が見られた場合は病害虫が原因の可能性があります。
こまめに、観察して「なんだか様子が変だな…。」と、思ったら、早めに対応してあげてくださいね。
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