確定申告をネットでやるために必要なものは5つ!マイナンバー無しでも大丈夫!ふるさと納税や住宅ローンのネット申請で必要なものも♪

この記事では、確定申告をネットでやるときに必要なものをわかりやすくまとめています。
その他に以下の内容についてもわかりやすく解説していきますよ。
- マイナンバーカードを持っていない(マイナンバー無し)場合のネットでの確定申告書は可能か?
- 会社員がふるさと納税の申告をネットでやる場合に必要なものは?
- 会社員が住宅ローンの申告をネットでやる場合に必要なものは?
- 確定申告書をネットでやる場合の申告の期間は?
この記事をネットでの確定申告書の前に読んでおくと、必要なものの準備がササッと終わりますよ。
確定申告をネットでやるのに必要なものは5つ!

確定申告をネットでやるのに必要なものって何かしら?

確定申告をネットでやるのに必要なものは以下の5つです。
※ここでは「マイナンバーカード方式でのネットでの確定申告に必要なもの」を解説していきます。
- ①パソコン
- ②Wi-Fiなどのネットが使える環境
- ③マイナンバーカード
- ④マイナポータルアプリが使えるスマホ
- ⑤確定申告に必要な書類
① パソコン
パソコンは、ネットでの確定申告を行うための必須アイテムです。
2022年度11月現在「会社員でふるさと納税だけの申告を行う」「会社員で住宅ローンの控除申請だけを行う」などの場合はスマホからのネット申請も可能になっていますよ。
ただ、あまりにも古すぎるパソコンやスマホでは、ネットでの確定申告は厳しいです(次の作業に進めないなど不具合が起きる可能性が高いです)。
ネットでの確定申告に対応しているパソコンやスマホについては「e-Tax 確定申告 推奨環境」で国税庁のサイト検索してみてください。
引用:国税庁 URL:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/kannkyou.htm
② Wi-Fiなどのネットが使える環境
ネットでの確定申告を行う場合、Wi-Fiなどのネットが使える環境を整えておきましょう。
カフェなどの無料Wi-Fiは、個人情報の流出が起きる可能性が高いです。
ですので、お金はかかりますが自宅にWi-Fiが使える環境を整えることをおすすめします。
③ マイナンバーカード
マイナンバーカードは、e-Taxのアカウントを作る際に必要です。
アカウントの作り方は以下の手順で行って下さいね。
1.Googleなどで「e-Tax」と検索してe-Taxのサイトを探す
引用:Google
2.e-Taxのサイトの真ん中あたりにある「ご利用の流れ」をクリック
引用:国税庁 URL:https://www.e-tax.nta.go.jp/
3.「【取得方法①】WEBからマイナンバーカードを使ってアカウントを作成する」の手順に従って作業を行えばe-Taxのアカウントが作成できます。
引用:国税庁 URL:https://www.e-tax.nta.go.jp/start/index.htm
この時に「利用者確認番号」という16桁の番号も発行されます。
④ マイナポータルアプリが使えるスマホ
マイナポータルアプリが使えるスマホは、マイナンバーカードの個人情報データを読み込むために使います。
ネットでの確定申告をやる前に「マイナポータル」のアプリをスマホに入れておいて下さいね。
アプリは「google play」「App store」から入手できますよ。下の画像がアプリのアイコンイメージです。
引用:App store URL:https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB/id1476359069
以前は、マイナンバーカードの個人情報データを読み込むために、3000円ほどでICカードリーダーライタを購入する必要がありました。
ですが、最近はスマホのアプリで代用できるようになり、ネットでの確定申告のハードルがグッと低くなりましたよ。
ただし、あまりにも古いスマホはアプリに対応しておらず「このスマホはアプリに対応していません」という表示が出る可能性があります。
その時は、後述で紹介している「マイナンバー無しでのネットでの確定申告」を行って下さい。
⑤ 確定申告に必要な書類
確定申告に必要な書類は「あなたがどのような内容の申告を行うのか?」によって変わってきます。
よくある確定申告のパターン別に必要な書類や必要なものをまとめてみました。下のリンクから対象のページに移動できます↓↓
マイナンバーカードなしでもネットでの確定申告は可能!

「マイナンバーカードなし」でもネットでの確定申告ってできるの?

2022年11月現在「マイナンバーカードなし」でもネットでの確定申告はできますよ。
マイナンバーカードなしでのネットでの確定申告は、「ID・パスワード方式」で身分証明(本人確認)を行います。
マイナンバーカードを使って本人確認をする「マイナンバー方式」との違いは、以下のようなイメージですよ。
引用:国税庁 URL:https://www.e-tax.nta.go.jp/kanbenka/index.htm
※IDは「利用者認識番号(16桁の番号)」パスワードは「暗証番号」のことです↓↓
引用:国税庁 URL:https://www.e-tax.nta.go.jp/toiawase/qa/kanbenka/13.htm

ID・パスワードはどこで発行すればいいの?

ID・パスワードは最寄りの税務署に行って発行してもらえます。以下のような感じで発行してもらえますよ。
- 最寄りの税務署に行く
- ID・パスワードを発行するための書類を書く
- 税務署の職員に本人確認をしてもらう(運転免許証などの写真付きの身分証明書が必要)
- 即日ID・パスワードが発行される
引用:国税庁 URL:https://www.e-tax.nta.go.jp/kanbenka/index.htm
ID・パスワードが発行されれば、マイナンバー無しでもネットでの確定申告が可能になります。
「マイナンバーカードなしの私は、ネットでの確定申告ができないの…?」と、心配しているあなたは安心してくださいね。
ふるさと納税のネットでの申請に必要なもの

ふるさと納税の確定申告をネットでやる場合に必要なものは何かしら?

ふるさと納税の確定申告をネットでやる場合に必要なものは以下の通りです。
- ①寄付金受領証明書または寄付金控除に関する証明書
- ②パソコン(またはスマホ)
- ③Wi-Fiが使える環境
- ④マイナンバーカード
- ⑤マイナポータルアプリが使えるスマホ
- ⑥給与所得の源泉徴収票(サラリーマンなど給料をもらっている人)
- ⑦通帳
②〜⑦については前述で詳しく解説しています。⇒詳しく知りたいあなたはこちらから

①の書類って何?

①は以下のような書類ですよ。
● 寄付金受領証明書
「寄付金受領証明書」は、ふるさと納税をした自治体から送られてきます。
「いくら寄付をしたのか?」や「どこの自治体にふるさと納税を行ったのか?」などの情報が記載されていますよ。
「いつ送られてくるのか?」については、自治体によって異なります※返礼品とは別に送られてきます。
もしも紛失した場合は、自治体に直接連絡をして「再発行が可能か?」確認してくださいね。
● 寄付金控除に関する証明書
「寄付金控除に関する証明書」は、「ふるさとのチョイス」や「さとふる」「楽天ふるさと納税」などのふるさと納税サイトを利用した場合に発行してもらえます。
ネットでのふるさと納税の確定申告を行う際は、こちらの証明書を使った方が楽に申告できますよ。
証明書の発行からネットでの確定申告は、以下のようなイメージで行います。
引用:ふるさとチョイス URL:https://www.furusato-tax.jp/feature/a/choicesmart_etax
まずは、あなたが利用したふるさと納税サイトで「 寄付金控除に関する証明書の発行が可能か?」を調べてみてくださいね。
ふるさと納税の確定申告だけを行う場合は、スマホで簡単にできます。
こちらの国税庁の動画では、スマホでのふるさと納税の確定申告の方法が簡単に解説されています↓↓
まずは、ザックリとした申告の流れを確認しておくとスムーズに作業が進みますよ。
住宅ローンのネットでの申請に必要なもの

住宅ローンの確定申告をネットでやる場合に必要なものは何かしら?

住宅ローンの確定申告をネットでやる場合に必要なものは以下の通りです。
- ①住宅ローン控除の申請に必要な書類
- ②パソコン(またはスマホ)
- ③Wi-Fiが使える環境
- ④マイナンバーカード
- ⑤マイナポータルアプリが使えるスマホ
- ⑥給与所得の源泉徴収票(サラリーマンなど給料をもらっている人)
②〜⑥については前述で詳しく解説しています。⇒詳しく知りたいあなたはこちらから

①の住宅ローン控除の申請に必要な書類って何?

住宅ローン控除の申請に必要な書類は以下のようなものがありますよ。
● (特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書 |
入手先:国税庁のサイトからダウンロードして作成 |
● 購入物件の「登記事項証明書」 |
入手先:法務局 |
● 購入物件の「売買契約書」の写し |
入手先:不動産会社と契約した時に発行される |
● 住宅ローンの「残高証明書」 |
入手先:住宅ローンを返済している金融機関から発行される |
●補助金等の金額を証明する書類 |
入手先:住まい給付金や地方公共団体などから発行される※補助金を利用した場合 |
● 耐震基準適合証明書または住宅性能評価書の写し |
入手先: 不動産会社※中古住宅の場合 |
● 認定通知書の写し |
入手先:不動産会社※認定長期優良住宅・認定低炭素住宅の場合 |
上記の書類は、ネットでの住宅ローン控除の申請が終わった後に「最寄りの税務署へ郵送」または「e-Taxから書類の画像データ(PDF)を送信」して税務署に提出してください。
ネットでの住宅ローン控除の申請が終わった後に、提出の必要がある書類の一覧が表示されます。
※適用する控除によって必要な書類が異なります。「『国税庁 住宅ローン』で検索する」「最寄りの税務署に聞く」などして確認しておくと安心ですよ。
住宅ローン控除のネットでの申請のやり方は、国税庁の動画でわかりやすく解説されています。
まずは、こちらの動画でザックリとした申告の流れを知っておくとスムーズに作業が進みますよ↓↓
確定申告をネットでやる場合の申告の期間は?

確定申告をネットでやる場合の申告の期間っていつからいつまでなの?

確定申告をネットでやる場合の申告期間は1月上旬〜3月15日までですよ。
通常、紙での確定申告は2月16日〜3月15日が申告の期間です。
ネットでの確定申告は1月上旬からですので、紙での提出よりも申告の期間が早く、長いですよ。
弥生の確定申告安心ガイドによると「確定申告は早く完了させることで還付金が早くもらえる可能性が高い」とのこと。
ですので、ネットでの確定申告を行えば、紙での申告よりも早くお金が返ってくる可能性が高くなります。
また、個人事業主は紙での青色申告控除金額が55万円であるのに対し、ネットでの確定申告では65万円です。
つまり、ネットで青色確定申告をするだけで、10万円の節税ができるということです。
このように、ネットでの確定申告はメリットが多いのです。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
一度、経験してしまえば「意外と簡単♪」ということが実感できますよ。
まとめ
- 確定申告をネットで済ますために必要なものは「パソコン」「Wi-Fiの設備」「マイナンバーカード」など5つがある
- マイナンバーカードなしでもネットでの確定申告はできる!
- マイナンバーカードなしの場合に必要なものはIDとパスワード
- ふるさと納税のネットでの申告には「寄付金控除に関する証明書」が必要
- 住宅ローンのネットでの申告には「登記事項証明書」や「売買契約書」などが必要
- 確定申告書をネットでやる場合の申告の期間は1月上旬〜3月15と紙での申告よりも早くて長い

確定申告で必要なものが揃えば後はe-Taxの指示に従って作業すればいいだけね。

e-Taxでの作業は以前よりも楽にできるように改良されています。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
確定申告に関しては、こちらの記事も参考してくださいね↓↓