冷凍カニの賞味期限は2年持つ?半年持つ?日持ちの目安は?冷凍カニのおいしい食べ方も解説♪
茹で蟹なら食べる1日前に冷蔵庫に移して自然解凍し、生の蟹はフリーザーバッグに入れてから、氷水に浸すか流水解凍すること。
蟹は、冷凍保存すれば保存期間が、半年~2年くらい日持ちするかな?と、悩みますよね。
この記事では「蟹の冷凍保存期間は?半年~2年日持ちするの?」「冷凍カニはどう解凍すれば、おいしく食べられるのか?」について、詳しく解説していきます!
こちらのフリーザーバッグはカニが丸ごと1杯入る大きなサイズです。蟹の冷凍保存に大活用できますよ。
カニは冷凍で半年以上保存できる?2年日持ちさせることは可能?
カニって冷凍で半年以上保存できるの?2年ほど日持ちさせることは可能?
カニの冷凍保存の期間の目安は1ヶ月程度です。家庭用冷蔵庫で半年~2年の冷凍保存は少し難しいですよ。
カニは、冷凍で半年以上~2年保存するのは難しいです。保存期間の目安は長くて1ヶ月ほど。
それ以上長い期間、冷凍保存すると、鮮度やおいしさが少しずつ損なわれていきます。
販売されている冷凍カニで「賞味期限は2年です」と、表記されている商品もありますが「ご家庭での保存は1ヶ月以内を推奨します」と、追加説明されている場合が多いですよ。
たとえ冷凍保存していたとしても、やっぱりカニは1ヶ月を超えると、どんどん劣化が進むので、風味がガクンと落ちてしまうんですよ…。
冷凍カニを販売しているサイトでは「賞味期限は2週間です。お早めに召し上がりください」「賞味期限は1ヶ月です」と、記載されているところが多いです。
「冷凍保存すれば、カニも半年くらいは日持ちさせるのではないか?」、と考えてしまいます。
ですが、家庭用冷蔵庫の冷凍室では、ドアの開け閉めが多いので、冷凍室内の温度が一定に保てません。
また、一般の家庭用冷蔵庫の温度は-18℃くらい。これくらいの温度では、冷凍カニの鮮度を長く維持することが難しいです。
-30℃以下をキープできる業務用冷凍庫であれば、2年くらいの長期でも冷凍保存が可能です。
上記のような理由から、あなたの家庭でのカニの冷凍保存期間の上限は1ヶ月ほど。
家庭用の冷凍庫でカニの鮮度や風味をキープしたまま、半年~2年、長期冷凍保存することはかなり難しいです。
ですので、カニは冷凍しておいても、1ヶ月以内を目安に食べきりましょう。
我が家では、年末に義実家からカニを頂くことがあります。すぐに食べない時は、冷凍庫に入れて凍らせた状態で保存していますよ。
そして我が家の場合は3日以内には、冷凍しておいたカニを食べきるように心掛けています。
ずっとカニを冷凍庫に入れておくと、冷凍庫内のニオイもカニに移ってしまうこともあるので、美味しさが半減してしまいます…。
実際に、昔、母が半年くらい冷凍保存していたカニを焼いて食べたことがありましたが、冷凍庫の匂いが移って、かつパサパサ…。おいしくなかったです(笑)
美味しく食べるには、極力は早めに食べるというのが鉄則といえますね!
ということでぜひあなたもカニを冷凍保存しておいたら、半年以内ではなく1ヶ月以内に全部食べ切るようにしてください。
そうすれば鮮度も良く風味も良いカニを食べることが出来るので、せっかくのカニの味が台無しになることも避けられますよ!
カニは専用のハサミがあると、ストレスなく食べられます。【カニです!】は「カニがサクサク切れます」と、評判がいいカニ専用のハサミですよ。
冷凍カニの食べ方は?茹で蟹と生の蟹で解凍方法が違う?鍋にそのまま入れるのはあり?
冷凍カニの食べ方(解凍方法)ってどうすればいいの?
食べ方(解凍方法)は茹で蟹と生の蟹で異なります。
ここからは、冷凍カニの食べ方(解凍方法)を、茹で蟹と生の蟹で順番に解説していきます。
● 茹で蟹の食べ方
① 食べる前日(24時間前)に、食べきれる量の冷凍カニを冷凍庫から出す ② 冷凍カニをキッチンペーパーまたは新聞紙で包む ③ ②の冷凍カニをフリーザーバッグまたはビニール袋に入れる ④ ③の冷凍カニをトレーやお皿にのせる(甲羅を下にしてのせる) ⑤ ④の状態で冷蔵庫に入れ、8割を目安に解凍する |
冷凍カニの解凍は「8割くらい」で食べるようにしましょう。完全に解凍してしまうとうま味が逃げておいしくないです。
「8割くらい解凍」の目安と言われても、判断するのは難しいですが、以下のような状態になったら8割ほど解凍できた状態ですよ。
- 冷凍カニの表面の氷が手でポロポロと落とせるくらいになった
- 冷凍カニの身の中心がシャリシャリと、シャーベット状になっている
解凍にかかる時間は、蟹の冷凍状態によって異なります。1匹丸ごと(姿)の状態では24時間~1日半、バラバラの状態では半日程度を目安にしている場合が多いです。
キッチンペーパーに包んだり、フリーザーバッグに入れたりするのは、以下のような理由からですよ。
キッチンペーパーに包む理由
- 冷凍カニから出る余分な水分を程よく吸収してくれる
- 余分な水分をキッチンペーパーが吸ってくれることで、うま味が逃げるのを予防してくれる
フリーザーバッグに入れる理由
- 冷凍カニから出た水分で冷蔵庫内が濡れるのを予防してくれる
- 冷蔵庫内の食品に蟹の臭いが移るのを予防してくれる
こちらのフリーザーバッグはカニが丸ごと1杯入る大きなサイズです。蟹の冷凍保存に大活用できますよ。
我が家では茹で蟹を義実家から頂くことが多いのです。ですので、食べる際は上記で紹介した方法で解凍し、剥き身の蟹を食べるようにしていますよ。
冷蔵庫内でゆっくりと解凍すれば、風味や鮮度も劣化しないので、とてもおいしく冷凍の茹で蟹が食べられます。
● 生の蟹の食べ方(解凍方法)
①食べる60分~1時間半前に、食べる分だけ冷凍カニをザルに入れる ②冷凍カニの表面に付いている氷を流水で溶かす ③ ②をフリーザーバッグに入れる ④大きなボウルに氷水を準備し③を浸し、8割を目安に解凍する ※「お刺身用」「生食用」と、書かれていない生の蟹は、必ず加熱して食べるようにしてください |
「④大きなボウルに氷水を準備し解凍する」という工程は「流水で解凍する」と、解説している場合があります。
ですが、流水よりも氷水の方が穏やかに解凍が進みます。
穏やかに解凍が進む分、うま味が身に閉じ込められたままになりますので、おいしいですよ。何より、お水代が節約できます(笑)
また、生の冷凍カニは、解凍時間の目安が60分~1時間半と、茹でた冷凍カニよりもかなり短いです。
というのも、生の冷凍カニは、茹でた冷凍カニのように24時間もかけてゆっくりと解凍してしまうと、黒く変色し、食味が落ちてしまいます。
ですので、生の冷凍カニは、60~1時間半を目安にスピーディーに解凍するようにし、解凍後はできるだけ早く食べるようにしてくださいね。
冷凍カニって鍋にそのまま入れてしまうのはありなの?
冷凍カニを解凍しないで鍋にそのまま入れるのはおすすめできません。
冷凍カニの食べ方(解凍方法)として、以下の3つの方法はNGです。せっかくのおいしい蟹が台無しになりますので、以下の3つの方法での解凍は避けてくださいね。
- 凍ったまま鍋に入れる
- 電子レンジで解凍する
- 常温で自然解凍する
冷凍カニは、急激な温度変化で加熱すると、身の中から旨み成分たっぷりなエキスが流れ出てしまうのです…。
「凍ったまま鍋に入れる」「電子レンジで解凍する」などは、急激な温度変化にあたります。
また「常温で自然解凍」も、カニにとっては急激な温度変化にあたります。
ですので、このような解凍をすると、カニのエキスが全部流れ出てしまい、カニ自体の美味しさがガクッと落ちてしまうのです。
蟹の味をしっかり楽しみたいのでしたら、急激な温度変化を与えないように注意しましょう。
冷凍カニは解凍の仕方が重要です。レンジや凍ったまま調理する、常温で解凍するなどは絶対に避けておきましょう。
まとめ
蟹の保存期間は、家庭の冷凍庫では1ヶ月ほどがおいしく食べられる限界です。
ですので1ヶ月以内に必ず食べ切ることを目安にしてくださいね。
そして冷凍しておいた蟹に関しては、茹でてあるなら前日に冷蔵庫に移して自然解凍させるか、生の蟹ならフリーザーバッグに入れて氷水に浸し解凍するのがおすすめです。
そうすれば冷凍しておいた蟹も鮮度や風味を損なわずに美味しく食べられますよ!
ただし冷凍しておいた蟹をレンジで加熱したり凍ったまま鍋に入れたり、常温で解凍するのはダメなので、注意してくださいね。