メロンは漢字の表記で甜瓜!?由来や他の果物の漢字一覧も紹介!!
メロンの漢字表記が2種類なのには理由がありますよ。その理由も詳しく解説していきます。
娘に「メロンは漢字でどう書くの?」って聞かれたのよね。2種類ある理由も知りたいわ。
この記事は、以下のような疑問を持っているあなたにもおすすめです。
- メロンの漢字の由来って何?
- メロンの漢字の読み方は?
- その他の果物の漢字一覧が見たい
お子さんに「メロンって漢字で書くの?」と、聞かれて焦っているあなた!!今すぐにこの記事をチェックしましょう!!
お子さんが「ママ(パパ)すごい物知りだね!!」と、ビックリしますよ。
メロンは漢字で書くと甜瓜や真桑瓜という当て字を使う
メロンは漢字で書くと以下の2種類で表記されるのが一般的です。この漢字を見せられてすぐに「メロン!」と、答えられる人ってなかなかいないと思います。
- 甜瓜
- 真桑瓜
その他には、以下のような当て字もありますよ。下の2つの漢字は何となく「メロン」と読めますね
- 舐瓜
- 芽倫
- 芽崙
パソコンで変換するときは「まくわうり」と、打ち込むと「甜瓜」という漢字の候補が出てきますよ。
「めろん」と打ち込んだら「甜瓜」と変換できるのかな?と思い打ち込んでみました。しかし、残念ながら私のパソコンでは出てきませんでした(笑)
メロンパンやメロンソーダーの漢字表記は瓜△△
中国や台湾でも「メロン」は「甜瓜」と表記します。
では、メロンパンやメロンソーダーは「甜瓜△△」という名前になるのかな?と思いますよね。
残念!!メロンパンやメロンソーダーは「瓜△△」と省略して書きます。
ちなみにメロンパンは「瓜面包」、メロンソーダーは「瓜汽水」と表記しますよ。
メロンの漢字の由来は中国からと日本の村の名前から
メロンの漢字の由来って何かしら?「甜瓜」と「真桑瓜」の2種類あるのはなぜ?
「甜瓜」は中国語から由来しています。
「真桑瓜」の漢字表記が出てきたのは、第二次世界大戦後ですよ。真桑村という地名が由来です。
そして、メロンの漢字が「甜瓜」と「真桑瓜」の2種類ある理由は、西洋品種のメロンと東洋品種のメロンを区別するためです。
ここからは、 「甜瓜」「真桑瓜」 の当て字の由来と「なぜメロンの漢字が2種類あるのか?」を紹介していきますよ。
甜瓜の漢字の由来
甜瓜の漢字の由来は中国語の表記から来ています。中国語では「甜」「瓜」には以下のような意味がありますよ。
- 「甜」=甘い
- 「瓜」=ウリ科の植物
つまり「甜瓜」という当て字をして「甘いウリ」という意味になったのです。
確かに甘~いメロンを漢字表記するのに、これ以上ピッタリな漢字はないですね(笑)
真桑瓜の漢字の由来
真桑瓜の漢字の由来は「美濃の国の真桑村」です。美濃の国とは、今の岐阜県南部のことですよ。
この村で栽培される瓜がとても有名だったので、東洋系品種のメロン(一般的に瓜と呼ばれているもの)を「真桑瓜」と表記します。
メロンには西洋系と東洋系の2品種がある
メロンには大きく分けて西洋系品種と東洋系品種の2品種があります。西洋系と東洋系の違いは以下のようになります。
・西洋系品種のメロン
マスクメロンなど原産地から西に伝わって品種改良されていったものです。
私たちが「メロンといえばこれ!!」と連想する網目模様のあるものですね。甘くトロっとした実が特徴的です。
・東洋系品種のメロン
日本で「瓜(ウリ)」と呼ばれているもので原産地から東に伝わって品種改良されていったものです。
ほんのりとした甘さでシャキシャキした歯ごたえが特徴的ですよ。
第二次世界大戦前は「メロン( 甜瓜 )」=「東洋系品種のメロン」を指していました。
しかし、西洋系品種のメロンが出回るようになり、人気が出始めると「メロン」=「西洋系品種のメロン」が一般的になっていきました。
そのため「甜瓜」=「西洋系品種のメロン」、「真桑瓜」=「東洋系品種のメロン」という2種類の漢字表記をすることで2品種を区別できるようにしたのです。
確かに八百屋さんで「甜瓜(メロン)ください」というメモを持って行って「瓜」が出てきたら困っちゃいますよね。めったに無いことですが(笑)
※メロンの原産地はインドや中近東、アフリカ北部など諸説あります。
メロンの漢字の読み方はテンカとマクワウリ
「甜瓜」 と「真桑瓜」って「メロン」以外の読み方があるのかしら?
もちろんありますよ。
メロンの漢字表記は「甜瓜」や「真桑瓜」ですが、この2種類の漢字表記には、以下のような読み方もあります。
- 甜瓜:テンカ
- 真桑瓜:マクワウリ
しかし、パソコンで「てんか」「まくわうり」と打ち込んでも、私のパソコンではこれらの漢字に変換できません。
代わりに「まくわうり」と打ち込むと「甜瓜」という変換候補が出てきます。なんともややこしいですよね(笑)
アンケートでは読み方が分かる人は2割以下
@niftyニュース「何でも調査団 あなたの声が作る”オトナ”の本音レポート」のアンケート調査では、『「 舐瓜 」の読み方は?』という質問に対しての正解率は男女とも2割以下という結果でした。
※アンケートの漢字表記は「甜瓜」ではなく「舐瓜」でした。
確かに、パッこの漢字を見せられて読み方が分かる人はかなり漢字通な人でしょう(笑)
ちなみに、女性の方が難しい果物の漢字を読める傾向にあるとのことですよ。
「枇杷(ビワ)、無花果(イチジク)、蜜柑(ミカン)」などの中難度の果物漢字で女性は8割正解するのに対し男性の正解率は6割強という結果でした。
枇杷でビワと読む…私は読めませんでした(笑)私の脳は男性寄りのようです…。
果物の漢字の一覧を紹介!
いちじくやパイナップルとか、他の果物にも漢字表記があるのかしら?
いちじくは「無花果」、パイナップルは「鳳梨」と漢字で表記されますよ。
ここからは、さらに気になるメロン以外の果物の漢字一覧を一挙公開します。
「バナナの漢字表記は?」や「マンゴーを漢字で書くと?」と気になるあなたは今すぐにチェックですよ!!
そのままで何となく読める漢字も多いですが、不思議な当て字も多いですね。
・甘蕉(バナナ)
「カンショウ」とも読みます。この当て字が付けられた由来は「芭蕉の実に似た食べられる甘い実」と推測されています。
ちなみに「バナナ」の名前の由来はアラビア語や西アフリカの「指」を意味する単語からという説がありますよ。
・芒果(マンゴー)
この漢字のままで「マンゴー」と読みますよ。原産地のマレーシアから中国に伝えられた際に「マンゴー」とそのまま読めるようにこの当て字が付けられたとのことです。
・無花果(いちじく)
引用:みんなの花図鑑
「いちじくは花が咲かずに実がなる」ように見えることからこの名前が付いたと考えられます。
しかし、いちじくは食べる部分がまさに花の部分なのです。私たちは「実を食べてる」と思いきや「いちじくの花を食べている」のですよ。
・鳳梨(パイナップル)
引用:みんなの花図鑑
「ホウリ」とも読みます。皮の赤み、果肉の黄色、鮮やかな緑の葉が中国の神話に出てくる鳥「鳳凰(ほうおう)」の羽を連想することからこの当て字がされたと考えられていますよ。
・果物時計草(パッションフルーツ)
引用:みんなの花図鑑
「クダモノトケイソウ」とも読みます。そのままですね(笑)パッションフルーツの花が時計のように見えることから由来しています。
まとめ
- メロンの漢字表記は「甜瓜」と「真桑瓜」が一般的
- メロンの漢字表記でメロンパンは「瓜面包」メロンソーダーは「瓜汽水」と書く
- メロンの漢字が2種類あるのは「西洋品種のメロン」と「東洋品種のメロン」を区別するため
- 甜瓜の漢字は中国の「甜=甘い」「瓜=ウリ科の植物」から由来している
- 真桑瓜の漢字は「真桑村」から由来している
- メロンの漢字は「甜瓜:テンカ」「真桑瓜:マクワウリ」という読み方もする
- メロンの他の果物にも「無花果:いちじく」や「鳳梨:パイナップル」などの漢字表記がある
メロンの漢字の由来ってすごく興味深かったわ。由来を知れば楽しく覚えられるわね♪
果物の漢字の意味やその当て字の由来を調べてみると、とても面白いですよね。自由研究の課題にも使えそうです(笑)
私の娘と夫は「瓜食べる?」と、食卓に出しても「いらな~い。」の一言。全く贅沢なものです(笑)
それくらい、西洋品種のメロンは日本の一般家庭に浸透しているということなのでしょうね。
面白い果物の漢字表記は、まだまだたくさんありますよ。ぜひお子さんと一緒に調べてみてくださいね♪
いちじくの漢字表記の由来も、「へえ~」の連続です(笑)ぜひ下の記事もチェックしてみてくださいね。