丹波黒豆栽培の失敗の原因を5つ紹介!対策もバッチリ紹介します!種まきの時期や株間や摘心についても分かりやすく解説♪
丹波黒豆の栽培の失敗の原因は、以下の5つが多いです。
- 肥料の不足または過剰
- 株間の距離が近すぎた
- 水管理の誤り
- 害虫の被害にあった
- 種まきや定植の時期が早すぎた
丹波黒豆はカメムシ、アブラムシ、ヨトウムシなどの害虫の被害にあいやすいです。被害にあう前に、トレボン乳剤などで予防しておくことをおすすめしますよ。
この記事では、丹波黒豆栽培の以下の5つの失敗原因について、より詳しく解説していきます。合わせて、その対策も解説していきますよ。
また「種まきの目安」「株間は?」「摘心のやり方」についても解説していきます。
「栽培に失敗してしまいました…。」という人が多い黒豆栽培。この記事を事前にチェックしておけば、プリプリの丹波黒豆がたくさん収穫できますよ♪
丹波黒豆栽培で実がならないやつるぼけの原因や対策
丹波黒豆の栽培で「実がならない」や「つるぼけ」の失敗の原因って何?
丹波黒豆栽培で「実がならない」や「つるぼけ」の失敗の原因は以下の通りですよ。
- 肥料の不足または過剰
- 株間の距離が近すぎた
- 水管理の誤り
- 害虫の被害にあった
- 種まきや定植の時期が早すぎた
では、それぞれの原因や、その対策について詳しく解説していきますね。
● 肥料の不足または過剰
黒豆は窒素過多の状態を好まず、適度な窒素肥料と共にリン酸やカリウムなどの栄養素も必要とします。
肥料のバランスが不適切な場合、「実がならない」や「つるぼけ」の失敗につながる可能性が高くなりますよ。
肥料が不足しても、過剰でも、実がならない可能性が高くなります。
野菜を育てていた畑に続けて丹波黒豆を植える場合は、元肥はまかず、様子を見て花が咲く頃に追肥をしてあげるといいでしょう。
対策としては、イモ・豆専用の肥料を使うのがおすすめです。
イモや豆の成長に必要な栄養素を調整してくれているので、肥料の調整がとっても楽ですよ。
● 株間の距離が近すぎた
丹波黒豆は、株間が近すぎた場合、豆同士で栄養を奪い合ってしまい「実がならない」可能性が高くなります。
丹波黒豆の場合、1本あたりの植付け距離は40〜50cm程度が適しているとされています。
プランターにギュウギュウに詰めて定植してしまうと、葉はある程度育ちますが、莢が少なかったり、豆がすごく少なかったりと、収穫量が激減する可能性が高くなりますよ。
上記の株間を目安に、株と株が近づき過ぎないように植えてあげてくださいね。
プランターで栽培する場合は幅40cmのものを使うといいですね。
不織布のプランターを使うと、通気性が良く、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納でき、処分も簡単ですのでおすすめです。
● 水やりが足りなかった
丹波黒豆は、水やりが十分でないと実がならない可能性が高くなります。
特に花が咲く時期と実が大きく成長する時期には水をたくさん必要とします。
ですので、その時期には豆が十分に水分を得られるように、定期的に水やりをしてあげてくださいね。
● 害虫の被害にあった
黒豆は、花が咲く時期にカメムシの被害にあうことが多いです。
株がカメムシの被害にあってしまうと「実がならない」可能性が高くなりますよ。
対策としては「株を防虫ネットで囲う」「農薬を使ってカメムシの駆除・予防を行っておく」などがあります。
被害にあってからでは、手遅れの可能性が高いですので、しっかりと予防するようにしてくださいね。
被害にあいやすい害虫はカメムシ以外にもアブラムシ、ヨトウムシ、メイガなどがいます。
トレボン乳剤やアディオン乳剤などを使うと効率よく防除できますよ。
● 種まきや定植の時期が早すぎた
丹波黒豆の栽培において、種まきや定植の時期が早すぎると「実がならない」や「つるぼけ」の可能性が高くなります。
「豆まきが早すぎて小さな花は咲いたけれど、実がならない」という栽培者さんもチラホラといらっしゃいますよ。
ですので、種まきや定植は早すぎにならないように注意してくださいね。
種まきの時期はの目安を解説!
丹波黒豆の種まきの時期の目安は?
丹波黒豆の種まきの時期は6月上旬〜6月下旬です。
種まきの時期は6月上旬~6月下旬ですが、その他、以下のような条件が揃った時や、場所で栽培してくださいね。
- 発芽に必要な地温:25~30℃
- 適した栽培地:温暖地
温暖地とは北陸、関東、東海、近畿、中国などの地域のことです。
九州などの暑すぎる地域や、東北や北海道などの寒すぎる地域では、丹波黒豆の栽培には向いていません。注意してくださいね。
JAにしみのの丹波黒豆栽培のレポートを確認してみたところ、西美濃地方では、6月下旬での種まきは早すぎとのことです。
7月15日~20日の種まきがベストとのことですよ。
地域によって、ベストな種まきの時期が多少異なりますので、事前に近くの農家さんや、JAなどに確認しておくと安心ですね。
株間はどれくらい取ればいいのかを解説!
丹波黒豆を栽培する際の株間は、どれくらい取ればいいの?
丹波黒豆を栽培する際の株間は40〜50cmが適切です。
株間がこれよりも狭すぎると、風通しや日当たりが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。
また、株同士が競争して養分不足になり、生育が悪くなりますよ。
一方で、株間が広すぎると、雑草が生えやすくなります。
また、土が乾燥しやすくなりますので、水不足になったり、こまめな水やりが必要になったりしますよ。
40〜50cmの株間であれば、これらの問題を防ぎ、丹波黒豆を健やかに育てることができます。
プランターで栽培する場合は幅40cmのものを使うといいですね。
不織布のプランターを使うと、通気性が良く、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納でき、処分も簡単ですのでおすすめです。
摘心のやり方を解説!
丹波黒豆栽培での摘心のやり方ってどうすればいいの?
丹波黒豆栽培での摘心のタイミングややり方は、以下の通りですよ。
- タイミング:本葉が5~6枚出てきた頃(双葉は数に入れません)
- やり方:株の先端(新芽)を手で摘(つ)み取る
とっても簡単です。摘心を行うことで、株の上への成長が抑えられ、側枝が生えてきます。
側枝が生えてくることで「莢の数が増える」「豆の粒が大きくなる」など、うれしいメリットがありますよ。ぜひ、実践してみてくださいね。