キャベツの収穫後の保存はひと工夫で長持ち可能‼芯から出てくる脇芽は栽培できる!?収穫の後の土の手入れも紹介!
キャベツって冷蔵で保存してもすぐにシワシワになっちゃうのよね…。
保存の際に一工夫すれば、丸のまま冷蔵で2週間ほど保存できますよ。
この記事では、キャベツ収穫後の保存期間を長持ちさせる方法を「冷凍」「冷蔵」の2パターンに分けて分かりやすく解説していきます。
その他にも、以下のような内容についても解説していきます。
- キャベツ収穫後に出てきた脇芽は栽培できるのか?
- キャベツ収穫後の土の手入れはどのようにすればいいのか?
せっかく収穫したキャベツを食べきれなくて処分するのはもったいないですよね。
ぜひ、この記事で紹介している保存のやり方を活用してみてください。
キャベツの切り口にミツロウラップを被せておくと、鮮度を保ったまま長く保存ができます。お弁当用のおにぎりやサンドイッチなどを包むラップ代わりにも使えますよ↓↓
キャベツの収穫後の保存は冷凍や冷蔵で長持ちする!
キャベツを3玉も収穫しちゃった。収穫後の保存ってどうすればいいのかしら?
収穫後のキャベツは、冷凍や冷蔵で保存を長持ちさせることができますよ。
収穫後のキャベツは冷凍庫や冷蔵庫にそのまま入れるのではなく、ちょっとしたひと手間をかければ、格段に保存期間を長くできます。
ここからは、収穫後のキャベツの冷凍・冷蔵のときに保存を長持ちさせるコツを紹介していきます。
たくさん収穫してしまったキャベツを上手に保存して、長くお料理に使っていきましょう。
冷凍の場合
「収穫後のキャベツがたくさんあって使い切れない!」というときは、とりあえず1玉分をすぐに料理に使えるように切って冷凍しておくのがおすすめです。
キャベツを冷凍して保存する方法は以下の通りです。※この方法で1か月ほど保存ができます。
- キャベツを使いやすい大きさに切る
- 切ったキャベツを洗う
- キッチンペーパーで水気をよくふき取る
- キャベツをフリーザーバッグに入れ空気を抜き、密閉して冷凍室で保存する
下の画像のようなかわいいフリーザーバッグに入れて冷凍しておくと、冷凍庫を開けた際にテンションが上がります♪
冷凍保存をするときはどんな切り方がおすすめなのかしら?
キャベツを冷凍保存するときは以下のような切り方をしておくとすぐ料理に使えますよ。
- 薄めのくし切り:お鍋、豚肉のレンジ蒸しなど
- 一口大のざく切り:焼きそば、ちゃんぽん、あんかけ焼きそば、煮込み料理(シチューやポトフやカレー)など
冷凍させたキャベツを使う際は、凍ったままお鍋やフライパンに入れ加熱して大丈夫です。
キャベツを切る手間が省力できると、料理がかなり楽になりますよ♪
冷蔵の場合
収穫後のキャベツを冷蔵で保存する方法は以下の2パターンがあります。
- まるのまま保存する
- カットして保存する
1.まるのまま保存する
収穫後のキャベツを丸のまま保存する場合は、以下のような処理をしておくと2週間ほど長持ちします。
- キャベツの芯をスプーンでくり抜く
- くり抜いた部分に濡れたキッチンペーパーを詰める
- キャベツを新聞紙で包む
- 新聞紙で包んだキャベツをビニール袋に入れる(袋の口は軽く閉める)
- 芯側を下にして野菜室に入れて保存する
※キッチンペーパーは1〜2日に1回交換してください。
キャベツの芯をくり抜くことで、収穫後のキャベツの成長が止まり、養分の消費を抑えてくれます。結果的にキャベツの保存期間が長持ちしますよ。
芯は「包丁でくり抜く」や「爪楊枝を刺す」などでも同じような効果があります。
ですが「包丁でくり抜く方法」はキャベツが転がって手を切りそうになりますし「爪楊枝を刺す方法」は冷蔵庫に入れるときに爪楊枝が邪魔でキャベツが安定しません。
ですので、不器用な私がたどり着いた安全で簡単なキャベツの芯のくり抜き方は上記で紹介した「スプーンでくり抜く」です。
常温保存の場合も、冷蔵保存と同じようにしておくと長持ちしますよ。
芯をくり抜くのが面倒な場合は、新聞紙に包むだけでもそのままよりは長持ちします。
ただし、暖かい時期は常温で長持ちさせるのは厳しいです。ですので冬以外は冷蔵保存がおすすめですよ。
保存方法は白菜にも応用できます。我が家では、冬に大量に頂いた白菜を新聞紙に包んで常温保存していましたが、このひと手間だけで1か月ほど長持ちしました(笑)
2.カットして保存する
収穫後のキャベツを半分にカットして保存する場合は以下のような処理をしておくと1週間ほど長持ちします。
- キャベツの断面に濡れたキッチンペーパーをかぶせる
- キャベツ全体をサランラップで包む
- ビニール袋に入れて野菜室で保存する
カットしたキャベツの断面にミツロウラップを被せておくと、サランラップよりもみずみずしさが長持ちします。
洗って何度も使えるので「ラップより経済的」「柄がかわいい」という意見がたくさんあります♪
私はよく半分カットしてそのまま冷凍保存、もう半分は餃子用やコールスローサラダ用に細かく切って塩もみし、冷蔵庫に保存しておきます。
餃子を作るのは「ちょっとめんどくさい…。」と、思うのですが、夫と娘の大好物なので頑張って作っています(笑)
キャベツを細かく切る工程が一つ時短できるだけで、夕食の準備がかなり楽になりますよ♪
キャベツは収穫後の脇芽から再び栽培できる!
収穫後のキャベツの芯から脇芽が生えてきたんだけど…。これって栽培できるのかしら?
収穫後のキャベツの芯から生えてきた脇芽は再び栽培して収穫することができますよ。
キャベツの収穫後の脇芽の育て方は以下の通りです。
- 収穫後に残った下葉を片付ける
- 防虫ネットや不織布をかけて虫や寒さから守る
- 小さな脇芽が数個~数十個出てくる
- 確実に結球する大きさになるまで待ち、元気のない脇芽は様子を見て摘み取る。
- 結球したら収穫!
※肥料は様子を見て不足している様子ならば与えるようにしてください。我が家の収穫後のキャベツは肥料を与えないままでほったらかしですが、元気に育っていますよ。
脇芽から育てたキャベツは、前回収穫したものより小ぶりなキャベツになります。春キャベツのような柔らかい食感が楽しめます。
脇芽は早めに摘み取ってポットで育成することも可能です。この方法ならば、1株を大きく育てることができます。
しかし、栽培の途中で枯れてしまったり、薹(とう)が立ってしまったりして失敗してしまうことが多いです。
ですので、収穫後のキャベツの脇芽は茎に付けたまま栽培するのがおすすめですよ。
キャベツ収穫後の土はどのように手入れする?
キャベツ収穫後の土はどうやって手入れするの?残った葉は捨てるのかしら?
キャベツ収穫後の土は手入れをしておくのがおすすめです。
そうすることで次の野菜をスムーズに育てられますよ。
残った葉は、土にすき込むことで土壌改良の効果を発揮します。キャベツ収穫後の土の手入れ方法は以下の通りです。
- キャベツの葉を芯からはがす
- キャベツの芯を根っこごと引き抜く
- はがした葉を細かく切る(2cm角くらい)※芯や根の部分も細かく切ります。「めんどくさいな…。」という場合はゴミとして処分してしまいましょう。
- 切った葉や芯・根を畑にまく
- 畑にすき込む※葉や芯を切った後早めに行うと土壌改良の効果がよく出ます
※キャベツの栽培中に病気がたくさん出た場合は、土にすき込まずに全てゴミとして処分しましょう。
※「すき込む時間がない!」という場合は細かく切った後、下の画像のような微生物を含んだ土壌改良資材などをまいて土をかぶせておくだけでも土壌改良の効果を発揮します。
キャベツの根を引き抜くのはかなり大変な作業です。下の画像のような鍬(くわ)があるとスコップよりも楽に根を掘り起こすことができますよ。
キャベツの残った葉や茎・根を土にすき込むとなぜ土壌改良の効果があるの?
キャベツに含まれる成分は殺菌作用を持っています。ですので土壌の悪い菌を殺菌してくれます。
その他に、収穫後のキャベツの葉や芯・根を土にすき込むことで以下のような土壌改良の効果が期待できます。
- 土の中のセンチュウを駆除できる
- ジャガイモの「そうか病」を予防できる
- ナス科(ナス、トマト、ピーマンなど)やウリ科(きゅうり、ゴーヤなど)の連作障害を予防できる
- 肥料の代わりになる
キャベツの葉や芯を土にすき込む際には、下の画像のような微生物を含んだ土壌改良資材を一緒にまいておくといいですよ↓↓
暖かくなる時期に微生物が活発に働き出し、すき込んだ葉や根の分解スピードがグッと早くなりますよ。
堆肥を一緒に混ぜておくと、夏野菜を定植する頃には畝(うね)を作るだけですぐに定植ができる状態になります。
※キャベツの後作として相性のいい野菜は「枝豆」「人参」「セロリ」など。相性の悪い野菜はアブラナ科の「ブロッコリー」「小松菜」などです。
まとめ
- キャベツは収穫後使いやすいサイズに切ってフリーザーバッグに入れ冷凍すれば1か月ほど保存できる
- 収穫後のキャベツをまるのまま保存するときは芯の部分を処理し新聞紙とビニール袋で包んで冷蔵すれば1週間ほど保存できる
- 半分にカットしたキャベツは切り口をサランラップやミツロウラップで覆い冷蔵庫(野菜室)で保存すると長持ちする
- キャベツを収穫した後に出てくる脇芽は手入れをしてあげると再び収穫できる
- キャベツ収穫後の土は手入れをしておくことで次の野菜の栽培をスムーズに行える
長持ちするキャベツの保存方法が分かったから、収穫したキャベツ3玉もバッチリ使い切れそう♪
大切に育ててきたキャベツ♪余すことなく使い切れるといいですね。
↓↓春~夏に収穫できる野菜の保存方法に関してはこちらの記事もおすすめですよ↓↓