種を熱湯につけると発芽しやすくなる!?雑草に熱湯をかけると?種の熱湯消毒や冷凍して発芽するのかについても解説♪
えっ!?種を熱湯につけるの?大丈夫?
熱湯につけて発芽しやすくなる種は、殻がすごく硬いです。ですので、熱湯につけても大丈夫ですよ。
この記事では、アカシア(ミモザ)の種を熱湯につけて発芽率を上げる方法を詳しく解説していきます。その他にも、以下の内容についても分かりやすく解説していきますよ。
- 雑草の種に熱湯をかけると発芽しなくなる?
- 種を熱湯消毒する作物はある?
- 種は冷凍すると発芽する?
アカシア(ミモザ)がなかなか発芽しなくて悩んでいるあなた!アカシア(ミモザ)の種まきに挑戦したいあなた!ぜひチェックしてみてくださいね。
種を熱湯につけて発芽しやすくする方法
熱湯につけると発芽しやすくなる種があるって聞いたわ。それって本当?
本当ですよ。アカシア(ミモザ)の種は熱湯につけると発芽しやすくなります。
アカシア(ミモザ)の種を熱湯に浸けて発芽しやすくする方法は以下の通りです。
- アカシア(ミモザ)の種を80℃くらいの熱湯に種を浸ける
- 12~24時間そのままにして種に吸水させる
- 種が水分を吸水してひと回り大きくなったものを選ぶ
- 湿らせたティッシュの上に置き発芽させる(1~2週間ほどで発芽します)
- 発芽した種を育苗トレーやポットなどに植え栽培する
※種が大きくならない場合は十分に吸水していません。もう一度熱湯につけ、12~24時間そのままにしてください。
※種を24時間以上つけたままにしておくと呼吸ができなくなり発芽しない可能性が高くなります。
アカシア(ミモザ)の種は、熱湯に浸ける以外にも、種に少し傷を付け、水に浸けることでも発芽しやすくなります。
水に浸ける時間は、熱湯に浸けるときと同じで大丈夫ですよ。
種に傷をつける際は以下のような道具を使うと作業しやすいです。※お子さんが刃物を使う場合は大人と一緒に作業してくださいね。
- 爪切り
- 紙やすり
- カッター
傷は種のどこにつければいいのかしら?
傷を付ける場所は下の図を参考にしてくださいね。
「へそ」の部分は傷を付けない方が安心です。
種に傷をつける際は、中身(胚)を傷つけないように注意してくださいね。
種の中身に傷が入ってしまったら、発芽する確率が低くなったり、途中で腐ってしまったりする可能性が高くなります。
ネットで検索すると「熱湯の代わりにメネデールを使うと発芽率が上がった」という意見もちらほらとありました。
慣れないうちは「軽めに傷をつける」「数種類の方法を試しリスク分散を行う」などして発芽させると安心です。
雑草の種に熱湯をかけると発芽しなくなる
雑草の種に熱湯をかけると発芽しなくなるの?
雑草の種に熱湯をかけるとかなり高い確率で発芽しなくなりますよ。
種が地面から浅い場所に埋まっているイネ科やカヤツリグサ科の雑草の種は、熱湯をかけると高確率で発芽しなくなります。表面の葉っぱも熱湯をかけると枯れますよ。
ただし、熱湯で雑草の根を枯らすことは難しいです。ですので、継続して熱湯をかけないと一週間ほどで再び雑草が生えます。
庭などの広いスペースの雑草対策として熱湯をかける方法は、かなりの労力を必要とします。
ガス代のことも考えると、熱湯での雑草対策は、コンクリートの隙間など狭いスペースで活用する程度がいいでしょう。
種を熱湯消毒するのは水稲
種を熱湯消毒する場合ってあるの?
水稲(お米)の種は熱湯(60℃のお湯)で消毒してから種まきを行いますよ。
※実際は温湯消毒と言いますが、60℃のお湯もかなり熱いのでここでは「熱湯消毒」と表現していきます。
水稲の熱湯消毒は以下のように行います。10分以上熱湯につけてしまうと、種が発芽しにくくなるので、テキパキと作業を行う必要があります。
- 乾燥させた種もみを網に入れる
- 60℃のお湯に10分間つける
- 10分後すぐに取り出し冷水につける
水稲の種を熱湯消毒することで、種に付いているカビや病気を消毒することができます。
現在は、お湯の温度を65℃まで上げて、60℃では予防効果が低かった「ばか苗病」「もみ枯細菌病」「いもち病」などの予防効果をアップさせる技術が広がっています。
種を熱湯消毒できれば農薬の使用頻度も下げられるわね♪
種を冷凍すると発芽しなくなる可能性がある!?
種は涼しい場所で保存すると長持ちするって言うわよね。じゃあ、冷凍庫に入れておくと長持ちするのかしら?
種を冷凍すると発芽しなくなる可能性があります。ですので、種の冷凍保存はできるだけ避けてください。
種を冷凍保存すると、種の中に残った水分が凍った際に膨張し、種の中の細胞を傷つけてしまう可能性があります。
結果的に「発芽しない…。」という可能性が高くなります。
サカタのタネによると、種の保存は冷蔵庫で行うのがおすすめとのこと。以下に種の冷蔵保存のやり方をまとめました。
- タネの袋をしっかりと閉じる
- ジップロックに種と乾燥剤を入れて密封する
- 冷蔵庫(野菜室)に入れて保存する(乾燥材はこまめに交換する)
※開封した種はできるだけ早めに使いましょう。
※マメ科の植物は常温保存の方が長持ちします。
上記のように保存しておくと、常温よりも種の状態が良いまま保存できます。
とは、言っても、「冷凍したスナップエンドウが発芽しました!」「市販の冷凍ブルーベリーやライチの種を植えたら芽が出ました♪」などの報告もけっこうあります(笑)
夏休みの自由研究などで、冷凍保存した種を植えて観察してみるのも面白いですね。
まとめ
- アカシア(ミモザ)の種は少し傷をつけて熱湯につけると発芽しやすくなる
- アカシア(ミモザ)の種を熱湯につける前に傷を付けるには「爪切り」や「紙やすり」を使うのがおすすめ
- 雑草の種に熱湯をかけると発芽を抑制できる
- 水稲の種はまく前に熱湯消毒するとカビや病気を予防できる
- 種の冷凍保存は発芽しない可能性が高くなるので避けたほうがいい
- 種は冷凍保存ではなく冷蔵で保存すると長持ちする
熱湯につけて発芽しやすくなる種なんて面白いわね。今年はアカシアの種を植えてみましょう♪
発芽の手順を書いた紙を入れてくれる業者さんもいらっしゃいますよ。そのような業者さんから種を購入すると安心ですね。
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