梅の収穫が早すぎの状態を解説!収穫したらどうすればいいのかやタイミングの見極め方もわかりやすく説明します♪
梅の収穫が早すぎるのは「収穫した実が緑色」の状態の時です。
緑色の状態の梅の実は、まだ、収穫には早すぎですので、もう少し待って実が黄色くなり始めた頃に収穫するようにしてくださいね。
この記事では、梅の収穫が早すぎの状態についてより詳しく紹介していきます。
「収穫したらその後の処理はどうすればいいのか?」や「収穫のタイミングの見極め方」についてもわかりやすく解説していきますよ。
「梅干し作りや梅シロップ作りに挑戦してみたい」「梅の収穫のタイミングがよく分からない…。」というあなたは、ぜひチェックしてみてくださいね。
梅の収穫が早すぎた場合、追熟させてから梅干しや梅シロップにするのがおすすめです。
こちらの記事では追熟の方法について解説しています。合わせて参考にしてくださいね↓↓
梅の収穫が早すぎの状態は実の色でわかる!
梅の収穫が早すぎるのってどのような状態なの?
梅の収穫のタイミングが早すぎるか、適切かを判断する一番のポイントは、色です。
梅は収穫が早すぎる状態の時は緑色です。青いと表現する場合もありますね。
緑色の状態の梅は、まだ収穫には早すぎるサインです。
ですので、この状態の時は、まだ収穫しないようにしてくださいね。
収穫が早すぎる梅を梅干しや梅シロップにした場合、以下のように味や食感がいまいちな結果になる可能性が高いです。
- 香りが弱い
- 硬い
- 甘みや、うま味、酸味が少ない
上記のように、収穫が早すぎた梅(緑色の梅)を使うと、あまりおいしくない梅干しや梅酒ができてしまう可能性が高いです。
ですので、梅の色が緑色の場合は、少し収穫を遅らせる方がおすすめですよ。
収穫したらどうするの?
梅を収穫したら、その後はどうするの?
梅干しや梅シロップを作る場合は、収穫したらできるだけ早く以下のような作業を始めた方がいいです。
- 梅を選別する
- 梅のヘタを竹串で丁寧に取り除く
- 梅の表面に付いた汚れや虫を水で洗う
- たっぷりの水に一晩漬けてあく抜きをする
- 梅をザルに上げ、水気を切る
- ふきんやキッチンペーパーで梅の水気を丁寧にふき取る
6の作業まで終わったら、梅干しや梅シロップを作る各工程に進んでくださいね。
梅は、収穫後、香りや味が少しずつ落ちていきます。ですので、収穫したらできるだけ早く梅干しや梅シロップを作る作業に取りかかることをおすすめします。
もしも、すぐに作業に取りかかれない場合は、1日目は6までの作業を終わらせ、冷蔵庫(野菜室)で保存し、2日目に梅干しや梅シロップを作るなど、作業日程を分けるといいですよ。
収穫のタイミングの見極め方を解説!
梅の収穫のタイミングっていつなの?
梅の収穫のタイミングは梅の色と硬さを目安にするといいですよ。
梅干しや梅シロップに使う梅を収穫する場合は、色と硬さが以下のようになってきた頃が収穫のタイミングです。
- 梅の色:実がやや黄色くなり始めた頃(緑色の実はまだ収穫には早すぎる)
- 梅の硬さ:梅の実をつまんでみて、少し柔らかく感じた頃(ガチガチの実はまだ収穫には早すぎる)
実が真っ黄色になって、実がブヨブヨしてしまうと、収穫のタイミングが遅すぎる状態です。
収穫のタイミングが遅すぎると、梅干しや梅シロップを作る時に、梅に傷が入りやすくなるなど、梅の扱いが難しくなります。
ですので、梅干しや梅シロップに使う梅は「実が黄色くなり始めた頃」「実が少し柔らかくなり始めた頃」を目安に収穫するようにしてくださいね。
梅の収穫時期は、5月下旬~7月上旬です。その時期は、こまめに梅の木を観察して、収穫のタイミングを見極めましょう。
収穫方法は?時間はいつがいい?
梅の収穫方法ってどうやるの?
梅の収穫方法は木やはしごに登って手で摘み取る「手摘み」が一般的です。
手摘みは、梅の状態を1個ずつ確認しながら収穫できますので、品質のいい梅を収穫することができます。
「木に登るのは大変だな…。」という場合は、梅の木を揺らして、実を落として収穫する「落とし取り」をするといいでしょう。
高枝切りバサミなどを使って収穫するのもありですよ。
私の母は、木を揺らすのも面倒とのことで、落ちた梅の実を収穫して、梅干しや梅シロップに使えそうな実を選別しています。
梅干しの完成品は、傷が入ったものも多いですが、家で食べる分には、落ちた梅を使っても特に問題はありません。
収穫する時間はいつ頃がいいの?
梅の収穫は、早朝か夕方がおすすめです。
梅は、直射日光に当たっている状態で収穫してしまうと、傷む可能性が高くなります。
ですので、収穫する時間は直射日光が当たらない、涼しい早朝か、夕方にするのがおすすめですよ。
収穫に便利な道具を6つ紹介!
梅の収穫をするときにあると便利な道具って何かしら?
梅の収穫をするときにあると便利な道具は以下の6つですよ。
- 収穫バケツ
- 剪定ばさみ
- 高枝切りばさみ
- はしご
- ネット
- 手袋
● 収穫バケツ
肩掛け式のバケツは収穫時に非常に便利です。両手が自由になるので、安全に梅を収穫することができますよ。
● 剪定ばさみ
木に登って梅の収穫をする場合は、剪定ばさみを1本持っておくと便利ですよ。
「この枝が邪魔で上の実が取れない…。」というときに、邪魔な枝をササッと切ることができます。
● 高枝切りばさみ
高枝切りばさみは、手が届かない場所にある実を取るのに活用できます。梅の実の収穫以外にも庭の木の剪定や他の木の実の収穫など、はしごを使わずにできます。
1本あると、庭の手入れにいろいろと活用できますので、重宝しますよ。
● はしご
梅の木はとげがある場合が多いので、木に直接登るのが大変です。
はしごを使うと、木に登らなくても高い位置の実を収穫できますよ。
● ネット
梅の木を揺らして、実を落として収穫する「落とし取り」をする時には、ネットを敷いておくと、梅集めが楽にできます。
● 手袋
梅の木にはとげがあることが多いです。ですので、木に登って手で摘み取る場合は、ゴム手袋をした方がいいです。
素手で収穫するととげが手のあちこちに当たり、傷だらけになってしまいますよ。
雨の日は収穫を避けた方がいい!理由は2つ!
梅は雨の日に収穫しても大丈夫?
梅の収穫は雨の日は避けた方がいいです。
雨の日の梅の収穫を避けた方が良い理由は、以下の3つです。
● 滑りやすい
雨の日は地面が濡れて滑りやすくなります。ですので、はしごを使用する際に滑って転ぶなどの、安全上のリスクが高まります。
● 梅の品質が落ちる可能性が高い
梅の実は雨により水分を吸収しやすく、収穫後の保存や加工が難しくなる可能性があります。
特に梅干しを作る場合は、梅の水分が多すぎると乾燥に時間がかかり、カビが生える原因となる可能性がありますよ。
上記の2つの理由から、雨の日の梅の収穫はできるだけ避けた方がいいです。