朝顔の種は7月に植えると発芽しない?種の蒔き方や傷の付け方や保管方法を知っておくと発芽しやすくなる!
7月に「朝顔の種を植えそこねちゃった!!」って気がついても遅いのね…。
種からは遅くても苗を購入して植えれば十分に楽しめますよ♪
西洋朝顔(ヘブンリーブルー)は、10〜11月まで花を長く楽しめる品種です↓↓
この記事では「7月に植えても長く花を楽しめる朝顔の苗」や「種はいつまくと良いのか?」について詳しく紹介していきます。
その他にも朝顔について以下の内容についても解説していきますよ。
- 種の蒔き方は?向きや間隔は?
- 種の傷の付け方は?
- 種の保管方法は?
朝顔を7月になってから「植えたい!」となったあなたは、ぜひチェックしてみてくださいね。
朝顔の種を7月に植えるのは遅い!いつまくと良いかを紹介♪
朝顔の種を植え損ねちゃった…。植える時期が7月になっても育つかしら?
7月は朝顔の種を植える時期としては少し遅いです。
発芽しても株や花が小ぶりになる可能性が高いですよ。
ですので、7月に入ってから「朝顔を植えたい!」と思ったときは、種からではなく、苗を購入して定植するのがおすすめです。
西洋朝顔の「ヘブンリーブルー」や「スカーレットオハラ」ならば霜が降りる10月~11月まで花を楽しめますので、7月に苗を植えても長く楽しめますよ↓↓
八重咲き朝顔の「スプリットペタル」も9月下旬~10月下旬までと比較的長く楽しめる朝顔です↓↓
種まき時期が遅い朝顔の品種は「ヘブンリーブルー」「スカーレットオハラ」「フライングソーサー」などがあります。
これらの品種でも種まき時期は遅くても6月下旬です。7月ではちょっと遅いので注意してくださいね。
朝顔はいつまくと良いの?
朝顔の種まき時期は「ゴールデンウイークの後〜6月上旬」がおすすめです。
朝顔の種は土壌の温度が20〜25℃で発芽しやすいです。
ですので、霜が降りなくなり、暖かさが安定してくるゴールデンウイーク以降の種まきがおすすめですよ。
ゴールデンウイークの前に植えてしまうと、旅行に行っている間に水やりができず、種が枯れてしまう可能性があります。
ですので、種まきの後にきちんと水やりができるように種まき時期を調整してくださいね。
朝顔の種の蒔き方は?向きや間隔も紹介♪
朝顔の種の蒔き方って?向きや間隔は決まっているの?
朝顔の種の蒔き方は以下を参考にしてくださいね。向きや間隔も決まっていますよ。
- 土に深さ1,5cmほどの穴をあける※穴の間隔は15~20cmにする
- 一か所の穴に3粒ずつ植える※種の向きはへそを下にする
- 種を植えた穴が埋まるように土をかぶせ、軽く押す
- 水をたっぷりとまく
- 元気の良い株だけを残して少しずつ間引きする※下の図を参考にしてください
穴の深さ(1.5cm)はペットボトルの蓋の高さくらいですよ。小学生の指では第一関節くらいまでです。
ですので、朝顔の種をまくときは、ペットボトルを下の画像の向きにして、地面に押し付ければ穴が楽に作れますよ。
株の間隔は15~20cmを目安にしてください。それ以下にしてしまうと、株が込み合ってしまい、成長が抑制されてしまう可能性が高くなります。
種を植える際、へそを下にする理由は、土の中で種の皮が自然に外れるのと、その向きにしておくと、根が自然に下に向かって生えていくからです。
種は、下の画像のような発芽しやすく処理したものを使うのがおすすめです。「傷を付ける」や「水につける」作業の手間が減らせます↓↓
前年度に収穫した種を植える場合は「傷を付ける」「水につける」などの処理を行うことで発芽する確率がグッと上がりますよ。
「種の傷の付け方」や「水につける方法」は次で紹介していきます。合わせて参考にしてくださいね。
朝顔の種の傷の付け方は?水につける方法もある!
朝顔の種の傷の付け方ってどうすればいいの?
朝顔の種の傷の付け方は下記を参考にしてくださいね。種に傷を付ける作業は「芽切り」とも言いますよ。
- 種のへその部分を見つける
- へそと反対の部分に「やすり」や「カッター」などで軽く傷を付ける
- 種の向きを確認して植える
傷は種の表面が黒⇒白っぽくなるまで傷を付けましょう。これで、種の表面の固いコーティングが剥(は)がれ、発芽しやすくなります。
お子さんと一緒に作業をする場合は「やすり」の方が安全に作業できますよ。削り具合もやすりの方が確認しやすいです。
へその部分は根が出てくるデリケートな部分です。ですので、ここは傷を付けないようにしましょう。
「種に傷を付ける」以外の方法として、下記のように「水につける」方法もありますよ。
- 種を一晩水につける
- 吸水してひと回り大きく種を選別し種まきをする
- 十分に吸水しなかった種はもう一晩水につける⇒2の手順に戻る
朝顔は種の殻が硬いので、そのまま植えると発芽する確率がかなり低いです。
「傷を付ける(芽切りする)」「水につける」など植える前にひと手間かけることで発芽する確率がグッと上がりますよ。
販売されている種には、すでにこのような処理が終わっているものがあります。
アカシア(ミモザ)の種も朝顔と同じように傷を付けることで発芽しやすくなります。詳しい方法はこちらの記事で紹介しています↓↓
こちらの記事では「種の発芽率を上げる方法」を紹介しています。合わせて参考にしてくださいね↓↓
朝顔の種の保管方法は冷蔵庫で!
朝顔の種の保管方法はどうすればいいの?放置して来年蒔いていいのかしら?
朝顔の種の保管方法は以下の通りですよ。
放置しておくとカビが生えてしまう可能性が高いので注意してくださいね。
- 実が茶色くなったら収穫する(実の茎を切って実ごと収穫)
- 実から種を丁寧に取り出し、ザルなどに入れて1〜2ヶ月乾燥させる(外で乾燥させると鳥に食べられる可能性があります。室内のエアコンの風が当たる場所などが良いでしょう)
- 乾燥が終わったら茶封筒に入れる
- ジップロックに種が入った茶封筒と乾燥剤を入れて密封する(乾燥剤はこまめに交換する)
- 冷蔵庫の奥の方に入れて種まき時期まで保管する
朝顔の種には下痢やおう吐を引き起こす毒が含まれています。
ですので、種の乾燥や保存の際にはお子さんの手が届かない場所に置いてください。
ジップロックに「〇/△に収穫した朝顔の種」と書いておくと、次の年に「この種は何?」と、ならずに済みますよ。
種は「冷凍保存」すると発芽しなくなる可能性があります。詳しくはこちらの記事で紹介しています。合わせて参考にしてくださいね↓↓
まとめ
- 朝顔の種を7月になって植えると発芽する可能性はあるが株や花が小ぶりになる
- 朝顔を7月になって植えたくなったら苗を購入するのがおすすめ
- 朝顔の種の蒔き方は「へそを下向きにして3粒ずつ置く」
- 種の傷の付け方は「へその反対側をやすりやカッターで軽く削る」
- 朝顔の種の保管方法は「よく乾燥させ茶封筒やジップロックに入れて冷蔵庫に入れておく」
朝顔の種、7月に種まきは遅いけど、苗からならまだ間に合うのね♪
ヘブンリーブルーは11月頃までと長く花を楽しめる品種ですよ。