LCCはやめたほうがいいと言われる理由は6つ!デメリットを知っておけば大丈夫!客層は悪いのかについても解説!
LCC(格安航空会社)はANAやJALなどの従来の航空会社に比べて格安で利用できるとして、人気が高いです。
一方で「LCCはやめたほうがいい」「二度と乗らない」という声も聞かれます。
この記事では「LCCはやめたほうがいい」「二度と乗らない」と言われる理由6つについて詳しく解説していきます。
あなたがLCCの利用をやめておいた方がいい場合についても紹介していきます。
あなたの優先事項や旅程に応じて、LCCのメリットとデメリットをよく考慮し、移動手段の一つとして活用すると、あなたの空の旅がより安く、より快適になりますよ。
「LCCはやめたほうがいい」と、切り捨ててしまうのは、すごくもったいないです。
初めてのLCCの利用を考えているあなたはぜひ、この記事を参考にしてみてくださいね。
LCCはやめたほうがいいと言われる理由は?
「LCCはやめたほうがいい」って言われたの。なぜかしら?
「LCCはやめておいたほうがいい」「LCCは二度と乗らない」と言われるのは、以下のような理由やデメリットが挙げられます。
1.運賃以外の追加料金がかかって割高だった
LCCの運賃は、一般的には安いですが、預ける荷物や座席指定など、追加サービスを使用すると、追加料金がかかります。
結果的には、LCCよりもANAやJAL、スカイマークなど、サービスの質がいい航空会社を選択したのとあまり変わらない価格だったという場合があります。
「丁度いい時間がLCC以外になかったから今回は利用したけれど、スカイマークと値段の差はないし、二度と利用しない」という口コミも稀(まれ)にあります。
2.空港が遠い
LCCは、運航コストを抑えるために、空港が遠い場合が多いです。
そのため、空港へのアクセスが不便で、交通費用がかさむことがあります。
また、交通機関の本数が少なかったり、混雑していたりすることがあるため、時間に余裕をもって出発する必要がありますよ。
「空港が遠いので疲れる…。LCCはもうやめたほうがいいな」という口コミも稀にあります。
私も東北から九州に帰省する際に、成田からのジェットスターに乗るか、羽田からのスターフライヤーに乗るかで比較してみましたが「移動が楽なのは羽田だな。」と、いつも羽田からのスターフライヤーに乗っていました。
3.搭乗口が遠い
LCCは、運航コストを抑えるために、搭乗口が保安検査場から遠い場合が多いです。
場合によっては、保安検査場から15分ほど移動しなければいけない場合もありますよ。
あなたが「体力がない」「保安検査場から搭乗口までは近い方がいい」という希望がある場合はLCCはやめたほうがいいでしょう。
近くの客がうるさかった
ネットで検索してみると「LCCを利用したら近くの客がうるさかった…もうやめたほうがいい」「後ろの人に椅子を蹴られた…二度と乗らない」などの口コミがチラホラと見つかります。
マナーの悪いお客に当たるリスクを少しでも低くしたい場合はLCCはやめたほうがいいでしょう。
4.かなり遅延する
ネットで検索すると「乗ったLCCがかなり遅延した。次はANAかJALに乗ろう」「LCCが2時間以上遅延した。LCCはやめたほうがいい」という口コミがあります。
そのため「乗り継ぎ」や「到着後のスケジュールに余裕がない」「急なハプニングに対応できない可能性がある」などの場合には、LCCの利用はやめたほうがいいでしょう。
5.機内サービスが有料の場合が多い
LCCでは、飲み物や機内食が有料の場合が多いです。
ですので「海外などの長時間フライトで飲み物や機内食のサービスを受けたい」という場合はLCCはやめたほうがいいです。
6.座席が狭い
LCCは、ANAやJALに比べると座席周りのスペースが5cmほど狭いです。
ですので「体が大きい人」「海外などの長時間フライトをする場合」などは、LCCはやめたほうがいいです。
韓国などの近い海外ならばあっという間に着きますので、座席の狭さはそんなに気になりません。
私の夫は177cmとそこそこ体が大きく、飛行機が苦手なので、座席が狭いLCCは絶対に乗りたくないと言っています。
ですので、結婚してからはLCCに乗れなくなりました(笑)
このように、一緒に飛行機に乗る相手が「狭いスペースは無理…」という場合、少し割高でも、できるだけ快適に過ごせる座席の広い飛行機を利用する方がおすすめですよ。
また、あなたが以下のような状況にある場合、LCCの利用をやめてANAやJALなどのサービスの質が高い航空会社を選ぶことをおすすめします。
- 「乗り継ぎがある」「到着後のスケジュールに余裕がない」など、遅延すると困る場合
- 追加料金が必要な重い荷物を持ってく場合
- 海外などの長距離フライトをする場合
- 飲み物や機内食のサービスを無料で受けたい場合
- 小さい子どもや体の不自由な人と一緒に乗る場合
- 突然の遅延や欠航などのハプニングに対応できる自信がない場合
LCCの客層は悪いのか?
LCCの客層って悪いのかしら?
「LCCの客層は悪い」と判断することは難しいです。
というのも、LCCは学生や若いカップル、ビジネスマン、家族連れ、シニアなどさまざまな客層が利用しているからです。
さまざまな客層が利用しているため「LCCを利用している客層は悪い」とひとくくりにはできません。
ですが「機内でうるさく騒いでいる若い人やカップルがいた」「後ろに座っている子どもが蹴ってきて困った…親は注意しないし」など、LCCの客層はマナーが悪いという意見があるのも事実です。
また、休日や夏休みなどの利用者が多い時期は、マナーやルールを守らない客層が増える傾向にあると考えられます。
LCCを利用している客層の多くは「費用を安く抑えて旅行がしたい」「サービスや乗り心地の品質の低さは最低限で大丈夫」という目的で利用しています。
「サービスの低さは我慢しているのだからいいだろ!」と、態度が大きくなるお客もいるでしょう。
一方、高品質なサービスを求める旅行者は、航空券の値段よりもサービス品質に重きを置くため、LCCではなく、ANAやJALなどのFSC航空会社を選ぶことが多いです。
この差でやはり客層は変わってくると考えられます。
ファミリーレストランと高級レストランや格安のカプセルホテルとスイートルームのある高級ホテルでは客層は異なりますよね。
ファミリーレストランや格安のカプセルホテルの方が騒ぐお客さんや、マナーの悪いお客さんがいるリスクが高いです。
LCCの客層に関しても、同じような考え方をすると納得できます。
「LCCの客層は悪い!」と、判断するのは難しいです。
ですが「ANAやJALなどの質のいいサービスを提供している航空会社よりもマナーの悪い客層に当たる可能性は少し高い」と、納得した上で利用を検討すると安心ですね。
LCCとは意味は何?なんの略かや安い理由を解説
LCCとは意味は何?なんの略なの?
LCCとは、航空業界で「格安航空会社」という意味で使われています。
またLCCとは「Low Cost Carrier(ロウ コスト キャリア)」の略です。
安い航空チケットを提供することを目的としている航空会社のことを指しますよ。
ちなみに、スカイマークやソラシドエアはLCCとは言いません。
スカイマークやソラシドエアはMCCと言って、LCCとANAやJALなどのFSCの中間にある航空会社にあたります。
下記のように、松竹梅で考えると分かりやすいですね。
松:LCC(ロウ コスト キャリア)
竹:MCC(ミドル コスト キャリア)
梅:FSC(フル サービス キャリア)
※MCCは「Middle Cost Carrier(ミドル コスト キャリア)」の略です。スカイマークやソラシドエアなどがこれにあたります。
※FSCは「Full Service Carrier(フル サービス キャリア)」の略です。ANAやJALがこれにあたります。
LCCの航空チケットが安い理由は何?
LCCの航空チケットが安い理由は「安い」を維持するために以下のようなコスト削減の工夫をしているからですよ。
1.簡素な運航システム
LCCの運航システムは簡素で、電子チケットによるオンライン予約システムを使って、コストを削減しています。
また、航空機が無駄なく動いている状態にするために、運行スケジュールを効率よく組んでいます。これにより運航効率を高めていますよ。
ですので、LCCのチェックインに少しでも遅れると容赦なく置いていかれます。
2.直行便の活用
LCCは、長距離フライトに関して直行便での運航を行います。
これにより、乗客の時間とコストの負担を最小限に抑えています。
3.座席の詰め込み
LCCは、エコノミークラスの座席の間隔を狭くし、座席を詰め込むことで、航空機の座席単価を下げています。
4.有料プラスアルファサービス
LCCは基本的にサービスの質は最低限です。質の高い航空会社が行っている当たり前のサービスを受けるには、追加の料金が必要になりますよ。
追加の料金が必要になるのは以下のようなサービスです。
- 決算時の手数料
- 座席指定
- 搭乗手続きの際に荷物を預ける
- 飲み物や機内食
以上がLCCの価格が安い理由です。LCCは効率の良いスケジュールで飛行機を動かし、余分なコスト削減を行うことで、安いチケットの販売ができているということですね。
機内持ち込みサイズを解説
LCCの荷物の機内持ち込みサイズが知りたいわ。
ここからは、LCCのジェットスターとピーチの荷物の機内持ち込みサイズについて解説していきます。
ジェットスター、ピーチの順で荷物の機内持ち込みの個数、重量、サイズを表にしました。
こちらでパパッと確認できます。ぜひ参考にしてくださいね。
※表の情報は2023年11月現在のジェットスターとピーチのサイトを参考にしました。
ジェットスター
項目 | ジェットスターの機内持ち込み手荷物の規定 |
手荷物の個数 | キャリーケース1個とハンドバッグ1個の計2個 |
手荷物の合計重量 | 最大7kgまで |
キャリーケースのサイズ | 高さ56cm × 幅36cm × 奥行23cmまで |
備考 | 予約時追加料金で最大7kg→最大14kgまでに変更可能 |
ピーチ
項目 | ピーチの機内持ち込み手荷物の規定 |
手荷物の個数 | 1人あたり身の回りのものを含めて2個まで |
手荷物の合計重量 | 1人あたり合計7.0kgまで |
サイズ | 3辺の合計が115cm以内 例)高さ40cm×幅50cm×奥行25cm |
備考 | 荷物のサイズはキャスター・ハンドル・ポケット等の長さも含む |
見比べてみると、ジェットスターもピーチもほぼ同じですね。
ただし、ジェットスターは高さ、幅、奥行きのサイズがきっちりと決められています。この点はピーチと異なりますので注意してくださいね。
表のサイズや重量までは、無料です。これらをオーバーしてしまうと、追加料金が発生してしまいますよ。
ネットで検索してみると「重さ測られなかったよ」や「少しサイズオーバーでも大丈夫でした」などの口コミがちょこちょこ見られますが「絶対に大丈夫!」という保証はありません。
ですので、機内持ち込みの荷物のサイズ、重さ、個数は必ず表の内容を守るようにしてくださいね。
セールはいつがねらい目か?
LCCのセールはいつがねらい目なの?
ジェットスターやピーチなどのLCCのセールは、予告なく開催されることが多いです。
そのため「いつセールが開催されるのか?」具体的な日程やねらい目を把握するのは困難です。
ただし、以下のようにいつセールが始まるのかの傾向はありますよ。
オフシーズンのセール
LCCセールは、旅行需要の低いオフシーズンに開催されることが多いです。
例えば「9~11月の秋シーズン」「2月~3月の冬シーズン」など、学校の長期休暇がなく、旅行需要が低い時期には、割引率が高いセールが実施される傾向があります。
チケットは安いですし、比較的スムーズに予約できますので、オフシーズンのセールは特にねらい目ですよ。
早期予約
LCCは、セールではないですが、早期に予約することで安く利用できることが多いです。
一般的にLCCのチケットは、予約が開始されてから数か月経つと、価格が上昇する傾向があります。
ですので「旅行に行きたい!」と思ったら、早めに計画をして、LCCの早期予約で安いチケットがあるか確認するのがおすすめですよ。
私の友人は、宮古島に毎年旅行に行っていて、その計画は半年前にすると言っていました。
そして、LCCのチケット販売が始まったらすぐに予約するとのことでした。
「早期予約するとかなりチケットが安いし、浮いたお金で毎年宮古に行ける♪」と、言っていましたよ。
祝日セール
LCCは夏休み、年末年始や連休期間中など、特別な期間には、セールが開催される傾向があります。
この時期は、同じようにセール価格のチケットを狙っている人が多いです。
予約サイトをクリックしても「ただいま混雑しております。しばらくお待ちください。」などの表示が出る可能性が高いですよ。
ただ、学校や会社に行っていると「どうしても祝日じゃないと旅行に行けない!」という場合がありますよね。
そのような場合は、早めに旅行の計画を立てて、セール情報を早めに手に入れるようにしましょう。
そうすることで、希望のチケットを購入できる確率がグッと上がります。
「夏休み期間の平日を狙う」「早朝便や深夜便を狙う」なども競争率が低くなりますので、ねらい目のチケットですよ。
以上が「LCCのセールはいつがねらい目?」の解説でした。
LCCのセールは予告なく開催されることが多く「いつ開催されるのか?」をピンポイントで予測するのは難しいです。
ですので、前もってピーチやジェットスターのメールマガジンに登録したり、航空会社のSNSをフォローしておくことがおすすめですよ。
そうすることで、セールの情報をいち早く知ることができます。