枝豆のプランターのサイズや支柱の長さは?失敗の例や虫の対策も紹介!種まきや摘心のやり方やタイミングも♪
65cmサイズのプランターならホームセンターにもたくさん置いてあるわね。
このサイズならば100均でも手に入りますよ♪どのお店でも手軽に購入できる大きさですよ。
この記事では、枝豆のプランターのサイズや支柱の長さや立て方などを画像で分かりやすく解説していきます。マンションのベランダでの栽培に適したミニサイズのプランターも紹介していきますよ。
その他に、以下のような内容についても画像付きで分かりやすく解説していきます。
- 枝豆のプランター栽培の失敗例
- プランター栽培での虫の対策
- 種まきのやり方とタイミング
- 摘心のやり方とタイミング
枝豆はプランター栽培が初めての方におすすめの作物です。ぜひ、この記事を読んでチャレンジしてみてくださいね。
枝豆のプランターのサイズは65cmのものがおすすめ
枝豆をプランターで栽培したいの。プランターのサイズってどれがおすすめなのかしら?
枝豆のプランターのサイズは横幅65cmのものがおすすめですよ。
また、深さは20cm以上のものが好ましいです。枝豆がしっかりと根を張るので元気に育ちます。横幅65cmのプランターがおすすめな理由は以下の通りです。
- どこのホームセンターでも手に入る大きさのプランター
- 持ち運ぶのに丁度いい大きさ
- そこそこの収穫量が見込める大きさのプランター
枝豆を栽培する場合は65cmサイズのプランターで6株程が栽培できます。
また、下の画像のようなプラスチック製のプランターならば、陶器の物よりも軽く、持ち運びが楽ですよ。深さが32cmあるので大根やジャガイモ栽培にも使えます♪
うちは、マンションだから…。65cmサイズのプランターをベランダに置くのは邪魔なのよね。
マンションのベランダで枝豆を栽培するときには下の画像のようなミニサイズの鉢がおすすめです(1〜2株の枝豆が栽培できます)↓↓
こちらの鉢は受け皿に水を入れておけば、その水を自然に吸い上げてくれる構造になっています。
ですので、毎日土の乾き具合を見て「水をやるべきか、やらない方がいいか…。」と悩む手間が省けますよ♪
枝豆のプランター栽培の支柱の長さや立て方は?
枝豆のプランター栽培で使う支柱の長さは?立て方はどうすればいいのかしら?
枝豆のプランター栽培で使う支柱の長さは75〜90cmのものを購入するのがおすすめですよ。
支柱の立て方は、下の画像を参考にしてくださいね。倒れないようにプランターの底まで(20~30cmほど)さしておきましょう。
支柱を立てたら下の画像のように、八の字結びで枝豆と支柱が支え合うように麻紐などで結びます(画像の作物は我が家のナスです)。
きつく固定してしまうと枝豆に負担がかかってしまいます。紐と茎の間に余裕ができるように紐を調整してくださいね。
枝豆の露地栽培では支柱を立てている畑ってあまり見かけないわよね。なぜ?
露地栽培の枝豆は土が豊富にあるので根がしっかり張り倒れにくいので支柱は必要ありません。
また、3本仕立てにしたり、土寄せを行ったりして倒れにくく工夫して栽培されています。
土の量に制限がある枝豆のプランター栽培では、根の張りが弱く倒れやすいので支柱を設置しておくのがおすすめですよ。
枝豆のプランター栽培での失敗の例
枝豆のプランター栽培での失敗例ってどんなものがあるのかしら?
枝豆のプランター栽培での失敗は以下のような例が挙げられます。
- 発芽しない
- 枯れる
- 身が入っていない・実がつかない
- 虫がついた
ここからは、これらの失敗について、その原因を詳しく紹介していきます。
失敗例や失敗の原因を前もって知っておくと、失敗のリスクがかなり軽減できますよ。
発芽しない
枝豆の失敗で「発芽しない」原因として考えられるのは以下の4つです。
- 地温が発芽温度に達していなかった
- 鳥に食べられてしまった
- 種が古かった
- 水のやり過ぎ
1.地温が発芽温度に達していなかった
枝豆の発芽には15℃以上の地温が必要です。これを下回ると種が発芽しません。ですので、種まきのタイミングをきちんと見定めるようにしてくださいね。
種まきのタイミングについては後述の「枝豆の種まきや摘心のやり方やタイミング」で紹介しています。合わせて参考にしてくださいね。
2.鳥に食べられてしまった
種まきをした後、ほったらかしにしておくと、鳥に食べられてしまう可能性が高くなります。いつまで待っても「発芽しない…。」という状態に(笑)
そのような悲しい状況を避けるために種まきをしてから本葉が出てくるまでは下の画像のような不織布で覆って、種を食べられないようにしましょう。
不織布で覆っておくと保温の効果もあります。ですので、種が発芽しやすくなりますよ。
3.種が古かった
古い種(2〜3年前に購入したもの)の発芽率は、かなり低くなります。ですので、ケチらずに種は新しいものを購入しましょう。
4.水のやり過ぎ
1日に何回も水やりをすると種が腐って発芽しない可能性があります。水やりは1日一回程度で大丈夫ですよ。
枝豆の発芽には水やりがとても大切です。ですがやり過ぎは厳禁です!
枯れる
枝豆の失敗で「枯れる」原因として考えられるのは以下の3つです。
- 水が足りない
- 肥料の与えすぎ
- 病気
1.水が足りない
枝豆が枯れる原因として一番にチェックするべきなのが「水が足りないのでは?」という点です。枝豆の葉は水が足りないと葉の端から枯れます。
このような葉が目立ってきたら、まずは「プランターの土が乾いていないか?」を、チェックしてくださいね。
しかし、水やりのタイミングを見極めるのは結構難しいです。下のような水分計を設置しておけばパッと見て判断できますよ♪
土が湿っているのに枯れる場合は「肥料の与えすぎ」か「病気」の可能性があります。
2.肥料の与えすぎ
枝豆は、肥料が多すぎると肥料やけを起こし、葉の端から枯れる場合があります。
もともと、枝豆には根粒菌が寄生して栄養分を分けてくれているので、肥料は少なめで大丈夫です(野菜用の土を使った場合は肥料なしという人もいらっしゃいます)。
ですので「肥料は様子を見つつ、足りないようならば与える」程度にしましょう。
※枝豆の葉が黄色っぽい緑色になってくると肥料が足りないサインです。
※肥料は説明書きをよく読んで適量を与えるようにしましょう。
3.病気
枝豆が枯れる原因として最も厄介なのが病気です。萎凋(いちょう)病、立ち枯れ病などにかかると枝豆が枯れます。
病気が原因で枯れる場合、枯れ始める部位が「水が足りない」や「肥料の与えすぎ」の場合と異なり葉脈や下の方の茎から枯れてきます。
よく枝豆を観察して、病気かそれ以外の原因かを判断してくださいね。
実が入っていない・実がつかない
枝豆の失敗で「実が入っていない・実がつかない」原因として考えられるのは以下の4つです。
- 肥料が多くつるボケした
- 実を虫に食われた
- 種まきの時期が遅すぎた
- 花が咲いた後の水やりが足りなかった
1.肥料が多くつるボケした
枝豆は肥料(特に窒素成分)が多すぎると「つるボケ」して実をつけません。ですので、枝豆に使う肥料は窒素少なめの肥料を選びましょう。
2.実を虫に食われた
メイガ・シンクイムシは枝豆の莢(さや)に侵入して実を食べてしまいます。
莢の表面に黒い穴が空いている場合は虫が住みついている可能性がかなり高いので、食べないようにしてくださいね。
虫の対策については後述の「プランター栽培での虫の対策は防虫ネットがおすすめ」で紹介しています。合わせて参考にしてくださいね。
3.種まきの時期が遅すぎた
種まきの時期が遅すぎると、実を付けるのに適した時期を過ぎてしまい、実がつかない枝豆になってしまいます。
ですので、種まきのタイミングは種の説明書きをきちんと守るようにしてくださいね。
4.花が咲いた後の水やりが足りなかった
枝豆は花が咲いてからの水やりをしっかりと行わないと実が入っていないスカスカの莢(さや)になってしまいます。
ですので、花が咲いてからは「土の表面が乾いてきたな」と思ったら水やりを行うようにしてくださいね。
下画像のような水分計を設置しておくと、水やりのタイミングの見極めが簡単ですよ♪
虫が付いた
枝豆の栽培では以下のような虫に葉や実を食べられて失敗することが多いです。
葉を害する虫
- ハスモンヨトウ
- コガネムシ(ブイブイ)
- ハダニ
- バッタ
- アブラムシ
実を害する虫
- カメムシ
- メイガ・シンクイムシ
枝豆の栽培で虫に食われて失敗しないためには、できるだけこまめな観察を行い、上記のような虫が付いていないかよく観察するようにしてください。
虫を見つけた場合は、テープなどで駆除したり、農薬を使うなど、早めに駆除するようにしましょう。
※虫は「苗が弱々しい」「日当たり・風通しが悪い」などの条件が揃うと寄ってきやすくなります。このような栽培状態になっていないかもチェックしてくださいね。
プランター栽培での虫の対策は防虫ネットがおすすめ
枝豆をプランターで栽培する時の虫の対策ってあるのかしら?
枝豆をプランターで栽培するときの虫の対策には防虫ネットがおすすめですよ。
下の画像のようなファスナー付きの防虫ネットならば、草抜きや枝豆の観察の際に何度も防虫ネットを外す手間が省けます(アブラムシも防除可能な目あいです)。
枝豆は、花が咲く時期(種まきから50〜60日目)になると、特に虫が寄ってきやすいです。
ですので、花が咲く少し前に防虫ネットをかけておくと安心ですよ。
防虫ネットは、できれば収穫までかけておくのがおすすめです。
ですが、ネットの中でギュウギュウになるくらい成長してしまった場合は様子を見て外してあげましょう。
アブラムシ対策にはお酢や木酢液を使ったスプレーでの予防も可能です。
お酢や木酢液の手作りスプレーの作り方や使い方は以下の記事で解説していますよ。合わせて参考にしてくださいね。
枝豆の種まきや摘心のやり方やタイミング
枝豆の種まきっていつ頃やればいいのかしら?摘心のやり方やタイミングは?
枝豆の種まきは4月中旬がおすすめです。摘心のタイミングは「6枚目の葉が出てきたとき」ですよ。
ここからは、枝豆の種まきや摘心のやり方やタイミングについて、図解を交えて紹介していきます。
種まき
枝豆のプランターへの種まきのやり方は下の図の通りです。
- 株間の目安15~20cm
- 穴の深さの目安3cmくらい
- 種は穴1箇所につき3~4粒
- 種をまいた後は土をかぶせ軽く押さえる
- 本葉が出てくる頃に元気な株2本ずつを残し間引きする
※種まきが終わったら不織布をかけておくと「鳥害予防」と「保温効果(発芽促進)」が期待できます。
※深く埋めると、種が呼吸できなくて発芽しない可能性が高くなります。注意してください。
また、種まきのタイミングは4月中旬がおすすめです。枝豆の種まきのタイミングは一般的に4月上旬〜5月上旬とされています。
しかし、4月上旬と5月上旬の播種適期ギリギリのタイミングでの種まきには以下のようなデメリットがあります。
- 4月上旬:霜や寒さのため発芽しない可能性が高い
- 5月上旬:実のなる時期が乾燥しやすい時期になるので実の成りが悪い可能性がある
上記のような理由から種まきのタイミングは4月中旬にしておくと失敗のリスクが下がります。
※地域によっては種まきのタイミングを早くしたり遅くしたりする必要があります。種の説明書きをよく読んでくださいね。
また、晩生品種は栽培の難易度が高いです。ですので、枝豆の栽培が初めての場合は早生品種がおすすめですよ。
枝豆の種はダイソーでも販売されていますよ。こちらの記事ではダイソーで購入できる種について紹介しています。
摘心
摘心のやり方やタイミングは以下の通りです。合わせて下の図も参考にして下さいね。
- やり方:6本目の本葉(生長点)を手でポキッと折る
- タイミング:6本目の本葉が出てきたとき
摘心を行うことにより枝豆の枝は横に成長していくようになります。そのように成長することで以下のようなメリットがありますよ。
- 枝豆の収穫量が増える
- 折れにくくなる
枝豆の摘心をやらないまま栽培を行うと、ヒョロヒョロと1mくらいまで成長してしまうことがあります。
そこまで高く成長してしまうと、ポキッと折れてしまう確率がかなり高くなってしまいますよ。
摘心はとっても簡単です♪メリットが多いので、ぜひやってくださいね。
まとめ
- 枝豆栽培に使うプランターは65cmのサイズが使い勝手が良くおすすめ
- 枝豆栽培に使うプランターは高さが20センチ以上あるサイズにすると根がしっかり張る
- マンションのベランダでの枝豆のプランター栽培には2株用のミニプランターがおすすめ
- 枝豆の支えに使う支柱の高さは75〜90cmのものがおすすめ
- 枝豆のプランター栽培での失敗の例は「発芽しない」「枯れる」「実がつかない」などがある
- 枝豆のプランター栽培での虫の対策はファスナー付きの防虫ネットを被せるのがおすすめ
- 枝豆の種まきは4月中旬がおすすめで初心者は早生品種を選ぶと失敗しにくい
- 枝豆の摘心のタイミングは6枚目の本葉が出てきたとき
ミニプランターならマンションのベランダでもジャマにならないわね。さっそくチェックしてみましょう♪
枝豆はお酒のおつまみにぴったりですね♪ぜひ枝豆のプランター栽培、楽しんでください。