唐辛子を収穫したら洗うタイミングは?干し方や乾燥方法を画像付きで解説!苗を越冬させる方法も紹介♪
ただし、唐辛子を株のまま収穫したら洗うのはやめておきましょう。
この記事では、収穫後の唐辛子を洗うタイミングについて、より詳しく解説していきます。
また、合わせて以下の内容についても解説していきますよ。
- 唐辛子の乾燥方法(干し方)は?
- 収穫後の苗は越冬できるのか?
- 収穫後の実から種を採ることはできるのか?
- 収穫後に赤くなるのか?
唐辛子は乾燥させることで1年は保存できます。収穫前に「どのように洗うのか?」「乾燥方法は?」などをチェックしておくことで、長く自家製唐辛子を楽しむことができますよ♪
※唐辛子は素手で触るとヒリヒリします。収穫や乾燥作業の際は手袋をつけましょう。
唐辛子は、下のような干し網があると、たくさん干せます。雨が降ってきたら室内にパパッと取り込めるメリットもありますよ↓↓
「唐辛子を干す場所がない!」という場合は、下のような突っ張り棒を活用すると場所を確保できます↓↓
↑↑日よけシートやフックなどのパーツが豊富なので、いろいろなカスタマイズができますよ。
唐辛子を収穫したら洗うタイミングは?
唐辛子の汚れが気になるわ。収穫したら洗うタイミングっていつ?
唐辛子は、収穫後すぐのタイミングで洗うようにしましょう。
洗い終わった唐辛子は、キッチンペーパーなどでしっかり水分を拭き取ってくださいね。水分が残っていると、カビ発生の原因になります。
ただ、株ごと収穫した唐辛子は、洗うのも水分をふき取るのも大変です。収穫したら洗わずに逆さまにして干しましょう。下の画像を参考にしてくださいね。
汚れが気になるときは、保存の際や、使う直前に乾いた布巾などで拭くといいですよ。
私は使う直前にサッと水をかけてキッチンペーパーで拭いています。
スーパーで販売されている乾燥唐辛子は、加工の過程で水洗いされています。ですので、洗う必要はありませんよ。
唐辛子の干し方は日陰で!乾燥方法を紹介
収穫後の唐辛子の干し方は?
収穫後の唐辛子は、収穫の仕方で干し方が異なりますよ。
収穫後の唐辛子の干し方は、以下の2パターンがあります。
- ハサミで実を一つずつ収穫する⇒ザルに広げて乾燥させる
- 株ごと引き抜いて収穫⇒吊るして乾燥させる
1.ハサミで実を一つずつ収穫する場合の干し方
ハサミで実を一つずつ収穫した場合、下の画像のようにザルに重ならないよう置き、風通しの良い日陰で乾燥させます。
唐辛子は、直射日光に当てると変色する可能性が高いです。ですので、できるだけ日陰ができる場所で干すようにしてくださいね。
実がシワシワになり、振ったときに中の種がカラカラと鳴るようになれば乾燥完了です。乾燥の目安は1か月前後です。
唐辛子は、下のような干し網があると、室内やベランダなどでも余分な場所を取らずに乾燥させることができます。
ベランダで雨が降ってきたら、室内にパパッと取り込めるメリットもありますよ。
「干す場所がない!」という場合は、下のような突っ張り棒を活用すると場所を確保できます。
室内やベランダで収穫した唐辛子を干す際も、突っ張り棒が大活躍しますよ。
また、少量の唐辛子ならば、レンジでの乾燥も可能です。「室内やベランダに唐辛子を乾燥させる場所が確保できない!」という場合は、レンジで乾燥させるのもありですよ。
レンジでの乾燥方法は、以下のように行ってください。
- 耐熱皿に唐辛子を重ならないように広げる
- 500Wで30~50秒加熱する
- 5分ほど冷ます
- 唐辛子を振ってカラカラと音が鳴るまで繰り返す
※早く乾燥させようとして加熱時間を長く設定すると唐辛子が焦げたり発火したりする危険性があります。
取り出しの際は、レンジに顔を近づけないでください。刺激性のある気体がレンジ内に充満している可能性があります。
7月頃〜9月頃は赤い実と青い実が入り混じる時期です。ですので、この時期は赤くなった実から順番にハサミで収穫し、乾燥させていきます。
また、乾燥させないで、以下のような方法での消費や保存でも大丈夫ですよ。
- そのまま料理に使う
- 冷蔵(1週間ほど保存が可能)
- 冷凍(1年ほど保存が可能)
2.株ごと引き抜いて収穫した場合の干し方
株ごと引き抜いて収穫した場合、下の画像のように風通しの良い日陰に吊るし乾燥させます。
9月下旬〜10月頃は実が全体的に赤くなる時期なので株ごと引き抜いて収穫します。
乾燥させた唐辛子は油や醤油などの調味料に漬けておくと料理のときにサッと使えます。常備しておくと便利ですよ♪
収穫後の苗は越冬できる!?
収穫後の唐辛子の苗は越冬できるのかしら?
唐辛子の苗は、以下のように条件が良ければ越冬させることができます。越冬したものは次の年にきちんと実をつけますよ。
- 温度を10~15℃にキープして栽培する
- 日中は日光に当たる場所に置いておく
※越冬させる場合は、畑に植えっぱなしではなく、切り戻しをしてポットに植え替え、室内での管理がおすすめです。
熱帯地方では、唐辛子の苗は植えっぱなしで何年も実をつけるのが一般的です。
しかし、日本では収穫後に迎える冬の寒さに苗が耐えられず枯れてしまいます。
そのため、日本で唐辛子を栽培する際には、根から引き抜いて収穫するのが一般的になっています。
ただ、前述で解説した通りにきちんと環境を整えてあげれば、数年同じ苗で実をつけてくれますよ。
ですが、唐辛子は連作を嫌う作物です。そのため、できれば毎年土の入れ替えを行ってあげた方がいいです。
※入れ替えなくてもある程度は育ちますが、虫や病気に害されやすくなったり、実の状態が悪くなったりする可能性が高くなります。
唐辛子の越冬はパプリカと同じように切り戻してポットに移し替えると管理が楽です。詳しいやり方はこちらの記事で紹介しています。合わせて参考にしてくださいね↓↓
上記のように同じ苗を栽培し続けるのが手間なので、株ごと引き抜いて収穫し、翌年新しい苗を植えるのが一般的です。
暖かい環境が準備できるならば、プランターやポットに植え替えて同じ株で2年、3年と栽培を楽しんでみるのもいいですね。
収穫後のものから種を採ることは可能!
収穫後の唐辛子から種を採ることはできるのかしら?
もちろんできますよ♪
乾燥させた唐辛子を割ると中から種が出てきます。これをポットに植え付けると来年の苗が栽培できますよ。
スーパーで買ってきた乾燥唐辛子から採れる種も、ポットに植えておくと芽を出しますよ。
ただし、これらの種は発芽率が50%ほどとかなり低いです。
ですので、収穫後の唐辛子から種を採り、苗を栽培する際は「発芽率が低い」ことを意識して多めに種を植えておきましょう。
1つのポットに3粒ほどの種をまいて、後から間引きすると安心ですよ。
※唐辛子は近くに別の品種の唐辛子を植えていると交配して別品種の種になってしまいます。注意してくださいね。
※種を採取する際は必ず手袋をつけて作業を行ってください。
唐辛子は収穫後に赤くなる?
唐辛子は収穫後に赤くなるのかしら?
唐辛子は収穫後、乾燥している段階でちょっとだけ赤くなります。
ただし、青い部分の多い唐辛子を収穫後に乾燥させると、オレンジ色〜淡い赤色となり、鮮やかな赤色にならない可能性があります。
また、青い状態の唐辛子は乾燥の過程でカビやすいです。
ですので、唐辛子を乾燥させる場合は、赤くなるまで待ってから収穫し乾燥させるようにしましょう。
根っこごと引き抜いたものに青い状態の唐辛子が混じっている場合は、炒めものや薬味としてできるだけ早く使ってしまいましょう。
すぐに使い切れないときは、フリーザーバックなどに入れて冷凍庫に入れておくと一か月ほど保存できますよ。
※唐辛子は日光に当てると白っぽく変色します。乾燥させる際は日陰の風通しのいい場所を選ぶようにしてくださいね。
まとめ
- 唐辛子を収穫後に洗うタイミングは収穫後すぐがおすすめ
- 唐辛子の収穫後の干し方(乾燥方法)は2パターンある
- ハサミで唐辛子を一つずつ収穫した後の干し方(乾燥方法)はザルなどに広げて干す
- 株ごと収穫した後の干し方(乾燥方法)は紐などで束ねて吊るす
- 収穫後の苗は温度や日照時間を確保してあげれば越冬できる
- 収穫後の唐辛子からは種が採れるが発芽率が50%ほどと低い
- 唐辛子は収穫後に乾燥させておくと少しだけ赤くなるがオレンジ色~淡い赤色になり鮮やかな色が出ない可能性がある
唐辛子を洗うのは使う直前でも全然大丈夫です。無理をして収穫後すぐに洗う必要はありませんよ。
唐辛子は、下のような干し網があると、たくさん干せます。雨が降ってきたら室内にパパッと取り込めるメリットもありますよ↓↓
「唐辛子を干す場所がない!」という場合は、下のような突っ張り棒を活用すると場所を確保できます↓↓
↑↑日よけシートやフックなどのパーツが豊富なので、いろいろなカスタマイズができますよ。
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